差が6である2つの整数について、大きい方の数の2乗から小さい方の数の2乗を引いた差が、12の倍数であることを証明する。

代数学整数因数分解倍数証明
2025/4/3

1. 問題の内容

差が6である2つの整数について、大きい方の数の2乗から小さい方の数の2乗を引いた差が、12の倍数であることを証明する。

2. 解き方の手順

2つの整数を xxyy とする。ただし、x>yx > y とする。
問題文より、xy=6x - y = 6 である。
大きい方の2乗から小さい方の2乗を引いた差は x2y2x^2 - y^2 である。
x2y2x^2 - y^2 を因数分解すると、
x2y2=(x+y)(xy)x^2 - y^2 = (x + y)(x - y)
xy=6x - y = 6 を代入すると、
x2y2=(x+y)6=6(x+y)x^2 - y^2 = (x + y) \cdot 6 = 6(x + y)
ここで、xxyy の和 x+yx + y が偶数であることを示す。
xy=6x - y = 6 より、x=y+6x = y + 6 であるから、
x+y=(y+6)+y=2y+6=2(y+3)x + y = (y + 6) + y = 2y + 6 = 2(y + 3)
yy が整数であるから、y+3y + 3 も整数である。
したがって、x+yx + y は2の倍数、つまり偶数である。
x+y=2kx + y = 2kkk は整数)とおける。
このとき、x2y2=6(x+y)=6(2k)=12kx^2 - y^2 = 6(x + y) = 6(2k) = 12k
kk は整数なので、12k12k は12の倍数である。
したがって、x2y2x^2 - y^2 は12の倍数である。

3. 最終的な答え

差が6である2つの整数について、大きい方の数の2乗から小さい方の数の2乗を引いた差は12の倍数である。

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