(1) 大中小3個のサイコロを投げるとき、目の和が7になる場合の数を求める。 (2) 6個の異なる色の玉を1列に並べる場合の数、円形に並べる場合の数、6個から4個を選び1列に並べる場合の数、円形に並べる場合の数を求める。 (3) 1年生3人と2年生5人の中から3人の代表を選ぶ場合の数と、1年生1人と2年生2人を選ぶ場合の数を求める。 (4) 赤球3個と白球4個が入っている袋から同時に2個の球を取り出すとき、2個とも白球である確率と、赤球と白球が1個ずつである確率を求める。 (5) 1から18までの番号が書かれた18枚のカードから1枚を取り出すとき、そのカードの番号が偶数であることがわかっているとき、その番号が3の倍数である条件付き確率を求める。

確率論・統計学場合の数確率順列組み合わせ条件付き確率サイコロ
2025/7/17

1. 問題の内容

(1) 大中小3個のサイコロを投げるとき、目の和が7になる場合の数を求める。
(2) 6個の異なる色の玉を1列に並べる場合の数、円形に並べる場合の数、6個から4個を選び1列に並べる場合の数、円形に並べる場合の数を求める。
(3) 1年生3人と2年生5人の中から3人の代表を選ぶ場合の数と、1年生1人と2年生2人を選ぶ場合の数を求める。
(4) 赤球3個と白球4個が入っている袋から同時に2個の球を取り出すとき、2個とも白球である確率と、赤球と白球が1個ずつである確率を求める。
(5) 1から18までの番号が書かれた18枚のカードから1枚を取り出すとき、そのカードの番号が偶数であることがわかっているとき、その番号が3の倍数である条件付き確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) 大中小のサイコロの目をそれぞれx,y,zx, y, zとすると、x+y+z=7x+y+z=7となるような(x,y,z)(x, y, z)の組み合わせを考える。ただし、1x,y,z61 \leq x, y, z \leq 6である。
(2)
* 6個の玉を1列に並べる場合の数は、単純な順列なので、6!=6×5×4×3×2×1=7206! = 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 720通り。
* 6個の玉を円形に並べる場合の数は、回転して同じになるものを同一とみなすので、(61)!=5!=5×4×3×2×1=120(6-1)! = 5! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120通り。
* 6個の玉から4個を選び1列に並べる場合の数は、順列なので、6P4=6!(64)!=6!2!=6×5×4×3=360_6P_4 = \frac{6!}{(6-4)!} = \frac{6!}{2!} = 6 \times 5 \times 4 \times 3 = 360通り。
* 6個の玉から4個を選び円形に並べる場合の数は、まず1列に並べる場合の数を求め、それを4で割る(回転対称性による重複を除く)。ただし、円順列として単純に計算できるわけではないので注意。6C4×(41)!_6C_4 \times (4-1)!ではない. まず4つを取り出し並べる。異なる並べ方は6P4=360_6P_4 = 360通り。それを4で割ると360/4=90
(3)
* 3人の代表を選ぶ場合の数は、8C3=8!3!5!=8×7×63×2×1=56_8C_3 = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56通り。
* 1年生1人を選び、2年生2人を選ぶ場合の数は、3C1×5C2=3×5×42×1=3×10=30_3C_1 \times _5C_2 = 3 \times \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 3 \times 10 = 30通り。
(4)
* 2個とも白球である確率は、4C27C2=4×32×17×62×1=621=27\frac{_4C_2}{_7C_2} = \frac{\frac{4 \times 3}{2 \times 1}}{\frac{7 \times 6}{2 \times 1}} = \frac{6}{21} = \frac{2}{7}
* 赤球と白球が1個ずつである確率は、3C1×4C17C2=3×421=1221=47\frac{_3C_1 \times _4C_1}{_7C_2} = \frac{3 \times 4}{21} = \frac{12}{21} = \frac{4}{7}
(5)
* 1から18までの偶数は9個ある。そのうち3の倍数であるものは6, 12, 18の3個である。
* したがって、求める条件付き確率は、39=13\frac{3}{9} = \frac{1}{3}

3. 最終的な答え

(1) 15
(2) ウエオ:720, カキク:120, ケコサ:360, シス:90
(3) セソ:56, タチ:30
(4) ツ:2/7, テ:4/7
(5) ヌ:1/3

「確率論・統計学」の関連問題

80個のデータがあり、そのうち20個のデータの平均は16、分散は24。残りの60個のデータの平均は12、分散は28である。この80個のデータ全体の平均と分散を求めよ。

平均分散統計データの分析
2025/7/17

20人の学生が受けたテストのスコア分布がグラフで与えられています。このデータから、平均値、中央値、最頻値、標準偏差を求めます。標準偏差は小数点以下第一位を四捨五入して整数値にします。

統計平均値中央値最頻値標準偏差データ分析
2025/7/17

ある工場で生産される製品の不良品の割合を推定する問題です。二項分布に従う不良品の個数 $X$ を用いて、不良品の割合 $p$ を推定し、信頼区間を求めます。また、仮説検定を行い、与えられたデータから ...

確率統計的推測二項分布仮説検定信頼区間
2025/7/17

円周を4等分する点A, B, C, D上に小石を置き、さいころを振って、偶数の目が出たら2、奇数の目が出たら1だけ小石を時計回りに進めます。最初に点Aに戻ったとき上がりとします。 (1) ちょうど1周...

確率サイコロ期待値
2025/7/17

円周を4等分する点をA, B, C, Dとし、Aを出発点とする。サイコロを振り、偶数の目が出たら2、奇数の目が出たら1だけ小石を時計回りに進める。最初にAに戻ったとき上がりとする。 (1) ちょうど1...

確率サイコロ漸化式組み合わせ
2025/7/17

箱Aには赤玉4個、白玉2個、箱Bには赤玉1個、白玉3個が入っている。 (1) 箱Aから球を1個取り出し、それを箱Bに入れた後、箱Bから球を1個取り出すとき、それが赤玉である確率を求めよ。 (2) 箱A...

確率事象条件付き確率期待値
2025/7/17

同じ大きさの赤玉2個、青玉4個、白玉2個、黒玉1個がある。 (1) これらを円形に並べる方法は何通りあるか。 (2) これらを糸を通して輪を作るとき、輪は何通りあるか。

順列円順列組み合わせ場合の数重複順列
2025/7/17

20個の品物の中に3個の不良品が入っている。この中から同時に2個取り出すとき、取り出した2個の中に含まれる不良品の個数の期待値を求めよ。

期待値組み合わせ確率場合の数
2025/7/17

男子4人、女子3人がいる。 (1) 7人が1列に並ぶとき、女子3人が続けて並ぶ確率を求める。 (2) 7人が手をつないで輪を作るとき、女子どうしが隣り合わない確率を求める。

確率順列組み合わせ確率の計算
2025/7/17

男子46人、女子54人の合計100人が試験を受けた。男子の合格者は30人、女子の合格者は36人である。この100人の中から1人を選ぶとき、以下の確率を求める。 (1) 選んだ1人が女子であったとき、そ...

確率条件付き確率ベイズの定理
2025/7/17