東西に4本、南北に6本の格子状の道がある。最短距離でAからBへ行く道順は何通りあるかを求める問題です。

離散数学組み合わせ最短経路格子状の道順列
2025/7/17

1. 問題の内容

東西に4本、南北に6本の格子状の道がある。最短距離でAからBへ行く道順は何通りあるかを求める問題です。

2. 解き方の手順

最短距離でAからBへ行くには、必ず東に3回、北に5回移動する必要があります。
したがって、東への移動をE、北への移動をNと表すと、EEENNNNNという8文字の並べ方の総数を求めればよいことになります。
これは、同じものを含む順列の問題として解くことができます。
8文字の中から東への移動(E)の3つの場所を選ぶ組み合わせの数、つまり (83)\binom{8}{3}を計算します。
あるいは、8文字の中から北への移動(N)の5つの場所を選ぶ組み合わせの数、つまり (85)\binom{8}{5}を計算しても同じ結果が得られます。
(83)=8!3!5!=8×7×63×2×1=8×7=56\binom{8}{3} = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 8 \times 7 = 56
(85)=8!5!3!=8×7×63×2×1=8×7=56\binom{8}{5} = \frac{8!}{5!3!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 8 \times 7 = 56

3. 最終的な答え

56通り

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