円周上に4点A, B, C, Dがあり、線分ABは円の中心Oを通る。∠ACB = 82°、∠ADB = 48°であるとき、∠AEB = x を求める問題です。

幾何学円周角三角形角度
2025/7/20

1. 問題の内容

円周上に4点A, B, C, Dがあり、線分ABは円の中心Oを通る。∠ACB = 82°、∠ADB = 48°であるとき、∠AEB = x を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、円周角の定理より、弧ABに対する円周角∠ACBと∠ADBを考えます。
∠ACB = 82°であり、∠ADB = 48°です。
次に、ABは円の直径であるため、∠AEBは、円周角の定理より、弧ABに対する円周角です。
従って、∠AEBは、∠AEB = xと表されます。
ここで、三角形の内角の和は180°であることを利用します。
三角形ADBにおいて、∠DAB = 180° - ∠ADB - ∠ABD が成り立ちます。
同様に、三角形ACBにおいて、∠CAB = 180° - ∠ACB - ∠ABC が成り立ちます。
ABが直径であるので、∠ACBと∠ADBは円周角であり、弧ABに対する中心角は180°です。
したがって、∠ACBと∠ADBに対する円周角は、中心角の半分であり、90°となります。
三角形AEBに着目すると、∠AEB = x です。
∠EAB = ∠DAB であり、∠EBA = ∠ABC です。
∠AEB = 180° - ∠EAB - ∠EBA
ここで、∠CAB + ∠DAB = 90°である。
また、∠CBA + ∠DBA = 90°である。
∠CAB = 180° - ∠ACB - ∠ABC = 180° - 82° - ∠ABC = 98° - ∠ABC
∠DAB = 180° - ∠ADB - ∠ABD = 180° - 48° - ∠ABD = 132° - ∠ABD
三角形ABCにおいて、CAB+ABC+ACB=180°∠CAB + ∠ABC + ∠ACB = 180°
CAB+ABC+82°=180°∠CAB + ∠ABC + 82° = 180°
CAB+ABC=98°∠CAB + ∠ABC = 98°
三角形ABDにおいて、DAB+ABD+ADB=180°∠DAB + ∠ABD + ∠ADB = 180°
DAB+ABD+48°=180°∠DAB + ∠ABD + 48° = 180°
DAB+ABD=132°∠DAB + ∠ABD = 132°
円周角の定理から、AEB=ADB+ACB=x∠AEB = ∠ADB + ∠ACB = xではない。
x=AEBx = ∠AEB を求めるために、三角形ABEに着目します。
EAB=90ABC∠EAB = 90 - ∠ABC
EBA=90BAD∠EBA = 90 - ∠BAD
x=180(90ABC)(90BAD)=ABC+BADx = 180 - (90 - ∠ABC) - (90 - ∠BAD) = ∠ABC + ∠BAD
ACB=82°∠ACB = 82°, ADB=48°∠ADB = 48°
四角形ACBDにおいて、対角の和は180°ではないので、円に内接しているわけではない。
円の中心Oから円周上の点C, Dに線を引くと、三角形AOCとBODは二等辺三角形となる。
∠CAB, ∠DBAを求める必要がある。
∠AEB = ∠CED (対頂角)なので、∠CEDを求めることを考える。
三角形CEDにおいて、∠ECD + ∠EDC + ∠CED = 180°
∠CED = 180° - ∠ECD - ∠EDC = 180° - 82° - 48° = 180° - 130° = 50°
したがって、x = 50°

3. 最終的な答え

50°

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