三角形ABCにおいて、$\angle CAB = 60^\circ$, $\angle BCA = 45^\circ$とする。 (1) 三角形ABCの外接円の半径が$2\sqrt{2}$のとき、辺ABの長さを求める。 (2) 辺AC上にAD=3となるように点Dをとる。AB= (1) で求めた値であるとき、BDの長さと三角形ABDの面積を求める。

幾何学三角形正弦定理余弦定理外接円角度面積
2025/7/21

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、CAB=60\angle CAB = 60^\circ, BCA=45\angle BCA = 45^\circとする。
(1) 三角形ABCの外接円の半径が222\sqrt{2}のとき、辺ABの長さを求める。
(2) 辺AC上にAD=3となるように点Dをとる。AB= (1) で求めた値であるとき、BDの長さと三角形ABDの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 正弦定理より、
ABsinBCA=2R\frac{AB}{\sin{\angle BCA}} = 2R
ここで、R=22R = 2\sqrt{2}BCA=45\angle BCA = 45^\circなので、
ABsin45=2(22)=42\frac{AB}{\sin{45^\circ}} = 2(2\sqrt{2}) = 4\sqrt{2}
sin45=22\sin{45^\circ} = \frac{\sqrt{2}}{2}より、
AB=4222=4AB = 4\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = 4
(2) ABC=180(60+45)=75\angle ABC = 180^\circ - (60^\circ + 45^\circ) = 75^\circ
正弦定理より、
ACsinABC=2R=42\frac{AC}{\sin{\angle ABC}} = 2R = 4\sqrt{2}
AC=42sin75AC = 4\sqrt{2}\sin{75^\circ}
sin75=sin(45+30)=sin45cos30+cos45sin30=2232+2212=6+24\sin{75^\circ} = \sin{(45^\circ + 30^\circ)} = \sin{45^\circ}\cos{30^\circ} + \cos{45^\circ}\sin{30^\circ} = \frac{\sqrt{2}}{2}\cdot\frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2}\cdot\frac{1}{2} = \frac{\sqrt{6}+\sqrt{2}}{4}
AC=426+24=12+4=23+2AC = 4\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{6}+\sqrt{2}}{4} = \sqrt{12} + \sqrt{4} = 2\sqrt{3} + 2
CD=ACAD=23+23=231CD = AC - AD = 2\sqrt{3} + 2 - 3 = 2\sqrt{3} - 1
三角形ABDにおいて、余弦定理より、
BD2=AB2+AD22ABADcosBACBD^2 = AB^2 + AD^2 - 2 \cdot AB \cdot AD \cos{\angle BAC}
BD2=42+32243cos60=16+92412=2512=13BD^2 = 4^2 + 3^2 - 2 \cdot 4 \cdot 3 \cos{60^\circ} = 16 + 9 - 24 \cdot \frac{1}{2} = 25 - 12 = 13
BD=13BD = \sqrt{13}
ABD=12ABADsinBAC=1243sin60=632=33\triangle ABD = \frac{1}{2} \cdot AB \cdot AD \sin{\angle BAC} = \frac{1}{2} \cdot 4 \cdot 3 \sin{60^\circ} = 6 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 3\sqrt{3}

3. 最終的な答え

(1) 63: 4
(2) 64: 1, 65: 3
66: 3, 67: 3
最終的な答え:
(1) AB=4AB = 4
(2) BD=13BD = \sqrt{13}, ABD=33\triangle ABD = 3\sqrt{3}

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