海岸の100m離れた2地点A, Bから船Cを見ると、角Aは105度、角Bは45度であった。地点Aから船までの距離ACを求めよ。

幾何学三角比正弦定理三角形
2025/7/21

1. 問題の内容

海岸の100m離れた2地点A, Bから船Cを見ると、角Aは105度、角Bは45度であった。地点Aから船までの距離ACを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、三角形ABCの角Cを求める。三角形の内角の和は180度なので、
C=180AB=18010545=30C = 180^{\circ} - A - B = 180^{\circ} - 105^{\circ} - 45^{\circ} = 30^{\circ}
次に、正弦定理を用いてACを求める。正弦定理は、
asinA=bsinB=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}
ここで、aaは角Aの対辺、bbは角Bの対辺、ccは角Cの対辺である。
今回は、c=100c = 100 m, A=105A = 105^{\circ}, B=45B = 45^{\circ}, C=30C = 30^{\circ}がわかっているので、
ACsinB=csinC\frac{AC}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}
ACsin45=100sin30\frac{AC}{\sin 45^{\circ}} = \frac{100}{\sin 30^{\circ}}
AC=100sin45sin30AC = \frac{100 \cdot \sin 45^{\circ}}{\sin 30^{\circ}}
sin45=22\sin 45^{\circ} = \frac{\sqrt{2}}{2}sin30=12\sin 30^{\circ} = \frac{1}{2}なので、
AC=1002212=1002AC = \frac{100 \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{1}{2}} = 100\sqrt{2}

3. 最終的な答え

1002100\sqrt{2} m

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