三角形ABCにおいて、以下の条件が与えられたとき、指定された辺の長さを求めます。 (1) $b=8$, $A=60^\circ$, $B=45^\circ$のとき、$a$を求める。 (2) $b=5\sqrt{3}$, $B=120^\circ$, $C=30^\circ$のとき、$c$を求める。 (3) $c=6$, $B=135^\circ$, $C=30^\circ$のとき、$b$を求める。

幾何学三角形正弦定理三角比角度辺の長さ
2025/7/21

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、以下の条件が与えられたとき、指定された辺の長さを求めます。
(1) b=8b=8, A=60A=60^\circ, B=45B=45^\circのとき、aaを求める。
(2) b=53b=5\sqrt{3}, B=120B=120^\circ, C=30C=30^\circのとき、ccを求める。
(3) c=6c=6, B=135B=135^\circ, C=30C=30^\circのとき、bbを求める。

2. 解き方の手順

(1) 正弦定理を用いてaaを求めます。正弦定理は、asinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B}です。
A=60A = 60^\circ, B=45B = 45^\circ, b=8b = 8を代入すると、
asin60=8sin45\frac{a}{\sin 60^\circ} = \frac{8}{\sin 45^\circ}
a=8sin60sin45=83222=832=46a = \frac{8 \sin 60^\circ}{\sin 45^\circ} = \frac{8 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{8 \sqrt{3}}{\sqrt{2}} = 4\sqrt{6}
(2) 正弦定理を用いてccを求めます。正弦定理は、bsinB=csinC\frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}です。
B=120B = 120^\circ, C=30C = 30^\circ, b=53b = 5\sqrt{3}を代入すると、
53sin120=csin30\frac{5\sqrt{3}}{\sin 120^\circ} = \frac{c}{\sin 30^\circ}
c=53sin30sin120=531232=5c = \frac{5\sqrt{3} \sin 30^\circ}{\sin 120^\circ} = \frac{5\sqrt{3} \cdot \frac{1}{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = 5
(3) まず、AAを求めます。三角形の内角の和は180°なので、A=180BC=18013530=15A = 180^\circ - B - C = 180^\circ - 135^\circ - 30^\circ = 15^\circです。
次に、正弦定理を用いてbbを求めます。正弦定理は、bsinB=csinC\frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}です。
B=135B = 135^\circ, C=30C = 30^\circ, c=6c = 6を代入すると、
bsin135=6sin30\frac{b}{\sin 135^\circ} = \frac{6}{\sin 30^\circ}
b=6sin135sin30=62212=62b = \frac{6 \sin 135^\circ}{\sin 30^\circ} = \frac{6 \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{1}{2}} = 6\sqrt{2}

3. 最終的な答え

(1) a=46a = 4\sqrt{6}
(2) c=5c = 5
(3) b=62b = 6\sqrt{2}

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