ひし形ABCDにおいて、AB=5cm, AC=6cm, BD=8cmである。 (1) 頂点Aから辺BCに引いた垂線AHの長さを求める。 (2) ひし形ABCDを直線DCを軸として1回転させてできる立体の体積を求める。

幾何学ひし形面積垂線回転体体積円錐
2025/3/11

1. 問題の内容

ひし形ABCDにおいて、AB=5cm, AC=6cm, BD=8cmである。
(1) 頂点Aから辺BCに引いた垂線AHの長さを求める。
(2) ひし形ABCDを直線DCを軸として1回転させてできる立体の体積を求める。

2. 解き方の手順

(1) ひし形の面積を2通りの方法で表し、AHの長さを求める。
ひし形の面積は、対角線の積の半分で求められるので、S=12×AC×BD=12×6×8=24S = \frac{1}{2} \times AC \times BD = \frac{1}{2} \times 6 \times 8 = 24 cm2^2
また、ひし形の面積は、底辺×高さでも求められるので、S=BC×AHS = BC \times AH
ひし形の性質より、AB = BCなので、BC = 5cm。
したがって、24=5×AH24 = 5 \times AHとなり、AH=245=4.8AH = \frac{24}{5} = 4.8 cm。
(2) ひし形ABCDを直線DCを軸として1回転させてできる立体は、底面の半径がAHの円錐を2つ合わせた形になる。
円錐の高さは、DCの半分に等しいので、12DC=12AB=52\frac{1}{2} DC = \frac{1}{2}AB= \frac{5}{2}cm。
したがって、回転体の体積は、V=13×π×AH2×52×2=13×π×(245)2×5=57625π×53=1925πV = \frac{1}{3} \times \pi \times AH^2 \times \frac{5}{2} \times 2 = \frac{1}{3} \times \pi \times (\frac{24}{5})^2 \times 5 = \frac{576}{25}\pi \times \frac{5}{3} = \frac{192}{5}\pi cm3^3
1925=38.4\frac{192}{5} = 38.4なので、体積は38.4π38.4\pi cm3^3

3. 最終的な答え

(1) AH=245AH = \frac{24}{5}
(2) 1925π\frac{192}{5}\pi

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