1. 重量挙げの選手が質量 $m = 80$ kg のバーベルを持ち上げたり、水平に移動させたり、下ろしたりする際に、選手がバーベルにする仕事について問われています。

応用数学力学仕事運動エネルギー物理
2025/7/21

1. 問題の内容

1. 重量挙げの選手が質量 $m = 80$ kg のバーベルを持ち上げたり、水平に移動させたり、下ろしたりする際に、選手がバーベルにする仕事について問われています。

2. 投手が質量 $0.15$ kg のボールを $144$ km/h で投げたときのボールの運動エネルギーと、投手がボールにした仕事について問われています。

2. 解き方の手順

1.(1) バーベルを持ち上げるとき、選手は重力に逆らって仕事をします。仕事 WW は、力 FF と距離 dd の積で計算されます。
W=FdW = Fd
この場合、力 FF は重力 mgmg に等しく、距離 dd2.02.0 m です。重力加速度 gg9.89.8 m/s2^2 とすると、
W=mgd=80×9.8×2.0W = mgd = 80 \times 9.8 \times 2.0
1.(2) バーベルを持ち上げたまま横に移動させるとき、力は垂直方向に働き、移動方向は水平方向です。したがって、力と移動方向が直交するため、仕事は 00 J です。
1.(3) バーベルを静かに下ろすとき、選手はバーベルにかかる重力と同じ大きさの力で支えながらゆっくりと下ろします。このとき、バーベルにかかる力と移動方向は逆向きなので、仕事は負になります。
W=mgd=80×9.8×2.0W = -mgd = -80 \times 9.8 \times 2.0

2. ボールの運動エネルギー $KE$ は、以下の式で計算できます。

KE=12mv2KE = \frac{1}{2}mv^2
ここで、mm はボールの質量、vv はボールの速度です。速度を m/s に変換する必要があります。
144 km/h=144×10003600 m/s=40 m/s144 \text{ km/h} = 144 \times \frac{1000}{3600} \text{ m/s} = 40 \text{ m/s}
したがって、運動エネルギーは、
KE=12×0.15×402KE = \frac{1}{2} \times 0.15 \times 40^2
投手がボールにした仕事は、ボールの運動エネルギーの変化に等しくなります。初速度が 00 m/s であると仮定すると、仕事は運動エネルギーに等しくなります。

3. 最終的な答え

1.(1) W=80×9.8×2.0=1568W = 80 \times 9.8 \times 2.0 = 1568 J
1.(2) W=0W = 0 J
1.(3) W=80×9.8×2.0=1568W = -80 \times 9.8 \times 2.0 = -1568 J

2. 運動エネルギー: $KE = \frac{1}{2} \times 0.15 \times 40^2 = 120$ J

仕事: 120120 J

「応用数学」の関連問題

歴史と地理の勉強時間 $x$ と $y$ の合計が20時間であるという制約の下で、社会のテストの点数 $z = 9x^{\frac{1}{3}}y^{\frac{2}{3}}$ を最大化するような $...

最適化ラグランジュの未定乗数法制約付き最適化偏微分
2025/7/22

ある商品の価格 $p$ と販売量 $q$ の間に $q = -2p + 480$ の関係がある。商品を製造するには、工具の費用として10000円、1個あたり100円の原材料費が必要である。 (1) 生...

最適化微分経済
2025/7/22

ある国の利子率が、3年後までは3%であり、それ以後は確率 $\frac{3}{5}$で2%、確率 $\frac{2}{5}$で4%になる。 (1) 3年後に100万円がもらえる割引債Aの割引現在価値を...

割引現在価値確率期待値金融工学
2025/7/22

ある銀行が預金利子率を今後30年間は常に5%と約束している。 (1) 10万円を預けたままにしておくと、15年後にいくらになるかを式で表す。 (2) 10万円を預けたままにしておいたとき、何年後に20...

金融複利計算指数関数対数
2025/7/22

2000倍に希釈する農薬があり、10aあたり500L散布します。600aの畑に散布する場合、原液は何mL必要ですか?

濃度計算比例計算単位換算
2025/7/22

ある缶コーヒーの価格 $X$ を変化させたときの、1日の販売数量 $Y$ のデータが与えられています。このデータを用いて、以下の4つの問題を解きます。 1. 最小二乗法を用いて回帰式 $Y = a ...

回帰分析最小二乗法統計学線形モデル
2025/7/22

与えられたベクトル場 $A$ と $B$ に対して、以下の2つの等式を証明する。 (1) $\text{div} (A \times B) = B \cdot \text{rot} A - A \cd...

ベクトル解析ベクトル場divrotgradラプラシアン
2025/7/22

グラフを見て、以下の記述のうちグラフを正しく説明しているものがいくつあるか答える問題です。 * ノートPCの全体に占める割合は毎年増加している。 * ノートPCは1999年に2000台を越えた...

グラフデータ分析統計
2025/7/22

ある国のマクロ経済の構成が与えられています。 * 消費関数: $C = 30 + 0.8(Y - T)$ * 投資関数: $I = 150 - 5i$ * 政府支出: $G = 70$, ...

マクロ経済学IS-LMモデル財市場貨幣市場均衡物価水準
2025/7/22

グラフから、今年の4月の非鉄の電力需要量が100GWhであるとき、昨年の4月の非鉄の電力需要量をおおよそで求める問題です。グラフは業種別電力需要伸び率の推移を示しており、非鉄の4月の対前年同月伸び率は...

割合計算需要予測
2025/7/22