与えられたマクロ経済モデルについて、以下の問題を解く。 * 6-1: 均衡財政の場合のIS曲線とLM曲線を求める。均衡財政とは、税収$T$と政府支出$G$が等しい状態を指す。 * 6-2: 6-1の状態における均衡GDP $Y^*$ と均衡利子率 $i^*$ を求める。 * 6-3: 均衡財政を保ったまま政府支出が $G = 6000$ に増加した場合の均衡GDP $Y^*$ と均衡利子率 $i^*$ を求める。
2025/7/21
1. 問題の内容
与えられたマクロ経済モデルについて、以下の問題を解く。
* 6-1: 均衡財政の場合のIS曲線とLM曲線を求める。均衡財政とは、税収と政府支出が等しい状態を指す。
* 6-2: 6-1の状態における均衡GDP と均衡利子率 を求める。
* 6-3: 均衡財政を保ったまま政府支出が に増加した場合の均衡GDP と均衡利子率 を求める。
2. 解き方の手順
6-1: IS曲線とLM曲線を求める。
* IS曲線:財市場の均衡条件 に、与えられた消費関数 、投資関数 、政府支出 を代入する。均衡財政なので、。
これがIS曲線である。
* LM曲線:貨幣市場の均衡条件 に、与えられた実質貨幣需要関数 と実質貨幣供給量 を代入する。
これがLM曲線である。
6-2: 均衡GDP と均衡利子率 を求める。
IS曲線とLM曲線の連立方程式を解く。
(IS曲線)
(LM曲線)
これをLM曲線に代入すると、
6-3: 政府支出が に増加した場合の均衡GDP と均衡利子率 を求める。
まず、新しいIS曲線を求める。均衡財政なので、。
新しいIS曲線は である。LM曲線は変化しないので、 のままである。
新しいIS曲線とLM曲線の連立方程式を解く。
(IS曲線)
(LM曲線)
これをLM曲線に代入すると、
3. 最終的な答え
6-1: IS曲線:, LM曲線:
6-2: ,
6-3: ,