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1. 問題の内容
(1) 0, 1, 2, 3, 4, 5 の中から異なる4つの数字を使って作られる4桁の整数は何個あるか。
(2) 1, 1, 1, 2, 2, 3 の6個の数字をすべて並べてできる6桁の整数のうち、10万の位が1である整数は何個あるか。
(3) 互いに異なる5個の玉を2つの箱A, Bに分けて入れる。A, Bの箱にそれぞれ少なくとも1個の玉が入る分け方は何通りあるか。
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2. 解き方の手順
**(1)**
* 4桁の整数を作るので、千の位には0以外の数字が入る必要があります。
* まず、千の位に0以外の数字を入れる場合の数を考えます。0以外の数字は1, 2, 3, 4, 5 の5つなので、5通りです。
* 次に、百の位、十の位、一の位に入れる数字を考えます。千の位で使った数字と0を除く5つの数字から3つを選んで並べるので、 通りです。
* 千の位に0が入らないようにするために、全体の並び方から千の位が0である場合を引く方法でも解けます。6個の数字から4個を選んで並べる総数は、 通りです。千の位が0である場合の数は、残りの5つの数字から3つを選んで並べるので、 通りです。したがって、4桁の整数は 個となります。
* 上記の計算をまとめると、 となります。
**(2)**
* 10万の位が1である6桁の整数を作ることを考えます。
* 10万の位に1を固定すると、残りの5つの位には、1, 1, 2, 2, 3 の5つの数字を並べることになります。
* 5つの数字の並べ方は、同じものを含む順列の公式を用いて計算します。
**(3)**
* 5個の玉をA, Bの箱に入れるとき、それぞれの箱に少なくとも1個の玉が入るようにします。
* まず、5個の玉をA, Bの箱に入れるすべての方法を考えます。各玉について、Aに入れるかBに入れるかの2通りがあるので、 通りです。
* 次に、AまたはBが空になる場合を除きます。Aが空の場合とBが空の場合の2通りを除きます。
* したがって、それぞれの箱に少なくとも1個の玉が入る分け方は、 通りです。
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3. 最終的な答え
(1) 300個
(2) 30個
(3) 30通り