## 問題の概要

算数等差数列剰余場合の数数列
2025/7/22
## 問題の概要
円形のテーブルに6人(A, B, C, D, E, F)が座っており、1からpまでの番号が書かれたカードを、ある人から時計回りに1枚ずつ配っていくという設定で、会話文を読み、設問に答える。
## 解き方の手順
**問1:**
* 20番のカードが誰に配られるかを考える。Aから配り始めており、6人ずつに順番に配られるため、20÷6=320 \div 6 = 3 あまり 22。したがって、Aから数えて2番目の人に配られる。図1より、これはBさん。
* AさんとBさんに配られるカードの枚数を考える。20枚のカードを6人で配る場合、A, Bに配られる枚数は4枚。他の4人に配られるカードの枚数は3枚である。20÷6=320 \div 6 = 3 あまり 22。この余りが A, B に配られるため、AとBは3枚より1枚ずつ多くカードを受け取る。すなわち4枚。
**問2:**
* 配られるカードの枚数が全員等しくなるのは、pが6の倍数の時である。なぜなら6人全員に同じ枚数だけ配られる必要があるからである。
**問3 (1):**
* Aさんが1枚目に配られるカードの番号は3である。nn枚目に配られるカードの番号は、3+6(n1)3 + 6(n-1)と表せる。これは、初項3、公差6の等差数列の一般項。
* p = 220のとき、Aさんに配られるカードの枚数は最大で何枚になるかを考える。3+6(n1)2203 + 6(n-1) \le 220となる最大のnを求める。6(n1)2176(n-1) \le 217n136.166...n-1 \le 36.166...。したがって、n37.166...n \le 37.166...となり、nは整数なので最大でn=37n = 37
**問3 (2):**
* Cさんがn枚目に配られるカードの番号を考える。A, Bを経てCに配られるため、初項は5であり、公差は6。したがって、Cさんがn枚目に配られるカードの番号は、5+6(n1)5 + 6(n-1)と表せる。
* p = 220のとき、Cさんに配られるカードの枚数は最大で何枚になるかを考える。5+6(n1)2205 + 6(n-1) \le 220となる最大のnを求める。6(n1)2156(n-1) \le 215n135.833...n-1 \le 35.833...。したがって、n36.833...n \le 36.833...となり、nは整数なので最大でn=36n = 36
**問4:**
Bさんに配られたカードの枚数がEさんより1枚多いので、Eさんに配られたカードの枚数をxx枚とすると、Bさんに配られたカードの枚数はx+1x+1枚となる。
Eさんに配られたカードに書かれた自然数のうち、最も小さい自然数をemine_{min}、最も大きい自然数をemaxe_{max}とする。
emin+emax=842e_{min} + e_{max} = 842
Eさんに配られるカードは、5, 11, 17, 23, 29,...という数列であり、この数列のn項目は6n16n-1と表される。
Eさんがnn枚目に配られるカードに書かれた自然数は6n16n-1である。
Eさんがxx枚のカードを受け取るとき、emine_{min}は5、emax=5+6(x1)e_{max} = 5+6(x-1)となる。
5 + 5 + 6(x-1) = 842
10+6x6=84210 + 6x - 6 = 842
6x+4=8426x + 4 = 842
6x=8386x = 838
x=139.66...x = 139.66...
この結果から、xxは整数でないといけないので、前提が間違っていることがわかる。
emine_{min}6m16m-1emax=6n1e_{max} = 6n-1と表せる。(ただしn>mn>m
そして、カード番号の合計は842842なので、
6m1+6n1=8426m-1 + 6n-1 = 842
6(m+n)=8446(m+n) = 844
m+n=844/6=422/3=140.66...m+n = 844/6 = 422/3 = 140.66...
この結果から、m+nm+nは整数でないといけないので、前提が間違っていることがわかる。
Eさんのカードの枚数xxは整数である。Eさんに配られるカードの最小の数字を6n16n - 1とする。そのとき最大の数字は 6(n+x1)16(n + x - 1) - 1
最小と最大の数字の和が842であるから、
(6n1)+(6(n+x1)1)=842(6n - 1) + (6(n + x - 1) - 1) = 842
6n1+6n+6x61=8426n - 1 + 6n + 6x - 6 - 1 = 842
12n+6x8=84212n + 6x - 8 = 842
12n+6x=85012n + 6x = 850
6(2n+x)=8506(2n + x) = 850
2n+x=850/6=425/32n + x = 850 / 6 = 425 / 3
カードの合計の数字は4+6y14 + 6y-1 (yyはEさんの最初の数字)
もしEさんの最小数字が5だった場合、4+6(1)1=4+5=94+6(1)-1 = 4+5 = 9 (nnが1の場合)
121+6x=85012*1 + 6x = 850
6x=8386x = 838
x+1=Bさんのカード数x+1 = Bさんのカード数
カード数最大の場合、Eさんの最も小さいカードが5、最大のカードが5+61=115+6*1 = 11のとき、和が842に近づくようにする必要がある。
Eにx枚のカードがあり、最小のカードが5の場合、最大のカードは6x16x - 1である。
Bのカード数はy+1y+1
Eのカード数はyy
## 最終的な答え
問1: (ア) B, (イ) 4
問2: 6の倍数
問3: (1) (エ) 3+6(n1)3 + 6(n-1), (オ) 37 (2) (カ) 5+6(n1)5 + 6(n-1), (キ) 36
問4: (計算過程省略)

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