(1) 男子2人と女子3人の計5人を横一列に並べるとき、男子2人が隣り合う並べ方は何通りあるか。 (2) 男子3人と女子3人の計6人を横一列に並べるとき、男子と女子が交互に並ぶ並べ方は何通りあるか。 (3) AAABBCの6つの文字を一列に並べる並べ方は何通りあるか。 (4) 右の図のような道路で、A地点からB地点まで最短距離で行く方法のうち、交差点Pを通る方法は全部で何通りあるか。 (5) 1枚の硬貨を4回投げるとき、表、裏がそれぞれ2回ずつ出る確率はいくらか。 (6) 赤玉4個と白玉2個が入っている袋から、玉を1個取り出して、その色を確かめてから袋に戻すという試行を3回繰り返す。このとき、赤玉が1回だけ出る確率はいくらか。

確率論・統計学順列組合せ確率場合の数
2025/4/4

1. 問題の内容

(1) 男子2人と女子3人の計5人を横一列に並べるとき、男子2人が隣り合う並べ方は何通りあるか。
(2) 男子3人と女子3人の計6人を横一列に並べるとき、男子と女子が交互に並ぶ並べ方は何通りあるか。
(3) AAABBCの6つの文字を一列に並べる並べ方は何通りあるか。
(4) 右の図のような道路で、A地点からB地点まで最短距離で行く方法のうち、交差点Pを通る方法は全部で何通りあるか。
(5) 1枚の硬貨を4回投げるとき、表、裏がそれぞれ2回ずつ出る確率はいくらか。
(6) 赤玉4個と白玉2個が入っている袋から、玉を1個取り出して、その色を確かめてから袋に戻すという試行を3回繰り返す。このとき、赤玉が1回だけ出る確率はいくらか。

2. 解き方の手順

(1) 男子2人をひとまとめにして1つのグループと考える。すると、女子3人と合わせて4つのものを並べることになるので、その並べ方は 4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24通り。
次に、男子2人の並び方は2通り。したがって、求める並べ方は 24×2=4824 \times 2 = 48通り。
(2) 男子と女子が交互に並ぶためには、男女男女男女の順か、女男女男女男の順で並ぶ必要がある。
男女男女男女の順の場合、男子の並び方は 3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6通り、女子の並び方も 3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6通りなので、6×6=366 \times 6 = 36通り。
女男女男女男の順の場合も同様に、3!×3!=6×6=363! \times 3! = 6 \times 6 = 36通り。
したがって、求める並べ方は 36+36=7236 + 36 = 72通り。
(3) 6つの文字を並べる順列は 6!6!通りだが、Aが3つ、Bが2つあるので、同じ文字の並び順を考慮する必要がある。
したがって、6!3!2!=6×5×4×3×2×1(3×2×1)(2×1)=72012=60\frac{6!}{3!2!} = \frac{6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(2 \times 1)} = \frac{720}{12} = 60通り。
(4) AからPまで最短で行く方法は、右に2回、上に2回移動するので、4C2=4!2!2!=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6通り。
PからBまで最短で行く方法は、右に2回、上に1回移動するので、3C2=3!2!1!=3×2×1(2×1)(1)=3_3C_2 = \frac{3!}{2!1!} = \frac{3 \times 2 \times 1}{(2 \times 1)(1)} = 3通り。
したがって、AからPを通ってBまで行く方法は 6×3=186 \times 3 = 18通り。
(5) 1枚の硬貨を4回投げるとき、全部で 24=162^4 = 16通りの結果がある。
表が2回、裏が2回出るのは、4回のうち2回が表であれば良いので、4C2=4!2!2!=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6通り。
したがって、確率は 616=38\frac{6}{16} = \frac{3}{8}
(6) 赤玉が出る確率は 46=23\frac{4}{6} = \frac{2}{3}、白玉が出る確率は 26=13\frac{2}{6} = \frac{1}{3}
3回の試行で赤玉が1回だけ出るのは、赤白白、白赤白、白白赤の3パターン。
それぞれの確率は (23)(13)(13)=227(\frac{2}{3}) (\frac{1}{3}) (\frac{1}{3}) = \frac{2}{27}
したがって、求める確率は 3×227=627=293 \times \frac{2}{27} = \frac{6}{27} = \frac{2}{9}

3. 最終的な答え

(1) 48通り
(2) 72通り
(3) 60通り
(4) 18通り
(5) 38\frac{3}{8}
(6) 29\frac{2}{9}

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