(1) ちょうど6回目のゲームでAが優勝する場合、5回目までのゲームでAが3勝、Bが2勝している必要がある。5回目までにAが3勝、Bが2勝する確率は、二項分布を用いて計算できる。そして、6回目にAが勝つ確率を掛ける。
5回目までにAが3勝、Bが2勝する確率は、
{}_5C_3 \left(\frac{1}{3}\right)^3 \left(\frac{2}{3}\right)^2
6回目にAが勝つ確率は 1/3 なので、求める確率は {}_5C_3 \left(\frac{1}{3}\right)^3 \left(\frac{2}{3}\right)^2 \times \frac{1}{3} = 10 \times \frac{1}{27} \times \frac{4}{9} \times \frac{1}{3} = \frac{40}{729}
(2) Aが優勝するのは、4回、5回、6回、7回である。それぞれの回数でAが優勝する確率を計算し、それらを足し合わせる。
* 4回でAが優勝する確率: (31)4=811 * 5回でAが優勝する確率: 4C3(31)3(32)1×31=4×271×32×31=2438 * 6回でAが優勝する確率: (1)より 72940 * 7回でAが優勝する確率: 6C3(31)3(32)3×31=20×271×278×31=2187160 Aが優勝する確率は、
\frac{1}{81} + \frac{8}{243} + \frac{40}{729} + \frac{160}{2187} = \frac{27+72+120+160}{2187} = \frac{379}{2187}
(3) 必要なゲーム回数は4,5,6,7回のいずれかである。それぞれの回数でゲームが終わる確率を求め、期待値を計算する。
Aが優勝する確率は 2187379 なので、Bが優勝する確率は 1−2187379=21871808 * 4回で終わる確率: (31)4+(32)4=811+8116=8117 * 5回で終わる確率: 4C3(31)3(32)×31+4C3(32)3(31)×32=4812+4818×32=2438+24364=24372=278 * 6回で終わる確率: 5C3(31)3(32)2×31+5C3(32)3(31)2×32=102434+10243832=72940+729160=729200 * 7回で終わる確率: 6C3(31)3(32)3×31+6C3(32)3(31)3×32=207298+20729832=2187160+2187320=2187480=729160 期待値は
4×8117+5×24372+6×729200+7×2187480=21874×17×27+5×72×9+6×200×3+7×480=21871836+3240+3600+3360=218712036=7294012≈5.5