座標平面上において、曲線 $y = \frac{2}{x+1}$ に関して、 - 直線 $y=x$ に関して対称な曲線を $C_1$ とする。 - 直線 $y=-1$ に関して対称な曲線を $C_2$ とする。 曲線 $C_2$ の漸近線と曲線 $C_1$ の交点の座標をすべて求める。

解析学関数の対称移動漸近線分数関数
2025/4/4

1. 問題の内容

座標平面上において、曲線 y=2x+1y = \frac{2}{x+1} に関して、
- 直線 y=xy=x に関して対称な曲線を C1C_1 とする。
- 直線 y=1y=-1 に関して対称な曲線を C2C_2 とする。
曲線 C2C_2 の漸近線と曲線 C1C_1 の交点の座標をすべて求める。

2. 解き方の手順

まず、C1C_1 を求める。y=2x+1y = \frac{2}{x+1}y=xy=x に関して対称移動すると、xxyy を入れ替える。
したがって、C1C_1 の方程式は、x=2y+1x = \frac{2}{y+1} となる。これを yy について解くと、
x(y+1)=2x(y+1) = 2
xy+x=2xy + x = 2
xy=2xxy = 2 - x
y=2xx=2x1y = \frac{2-x}{x} = \frac{2}{x} - 1
次に、C2C_2 を求める。y=2x+1y = \frac{2}{x+1}y=1y=-1 に関して対称移動する。
yy 軸方向に 1-1 だけ平行移動すると、y+1=2x+1y+1 = \frac{2}{x+1} となる。
y=1y=-1 に関して対称なので、y+1y+1(y+1)-(y+1) に置き換える。
(y+1)=2x+1-(y+1) = \frac{2}{x+1}
y+1=2x+1y+1 = -\frac{2}{x+1}
y=2x+11y = -\frac{2}{x+1} - 1
したがって、C2C_2 の方程式は y=2x+11y = -\frac{2}{x+1} - 1 である。
C2C_2 の漸近線は x=1x = -1y=1y = -1 である。
ここで、x=1x = -1C1C_1 の漸近線でもあるため、C1C_1 との交点は存在しない。
よって、y=1y=-1C1C_1 の交点を求める。
C1C_1 の方程式は y=2x1y = \frac{2}{x} - 1 であるので、
1=2x1-1 = \frac{2}{x} - 1
0=2x0 = \frac{2}{x}
この方程式を満たす xx は存在しない。
したがって、漸近線と C1C_1 の交点は存在しない。
計算間違いがあったかもしれないので、y=2xxy = \frac{2-x}{x} に対して y=1y=-1 を代入してみる。
1=2xx-1 = \frac{2-x}{x}
x=2x-x = 2 - x
0=20 = 2
これも矛盾。
問題文より、C2C_2 の漸近線は x=1x=-1y=1y=-1 である。C1C_1 の方程式は y=2x1y = \frac{2}{x} - 1 であり、C1C_1 の漸近線は x=0x=0y=1y=-1 である。 y=1y=-1 が共通の漸近線なので、C1C_1の漸近線y=1y=-1C2C_2の漸近線x=1x=-1の交点を考える必要がありそう。交点は (1,1)(-1, -1) である。
C1C_1x=0x=0で定義されないので、点(1,1)(-1,-1)C1C_1上には存在しない。
C1C_1の式は y=2xx=2x1y = \frac{2-x}{x} = \frac{2}{x} - 1 なので、y=1y = -1のとき 2x=0\frac{2}{x}=0。この式を満たすxxは存在しない。
C2C_2の式は y=2x+11y = -\frac{2}{x+1} - 1 であり、C2C_2 の漸近線は x=1x = -1y=1y = -1 である。x=1x=-1を代入すると式が定義されなくなるので、x=1x=-1上でC2C_2は定義されない。
y=1y=-1C1C_1の漸近線であるから、C2C_2の漸近線x=1x=-1との交点は(1,1)(-1, -1)となる。

3. 最終的な答え

交点は存在しない。

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