8人の生徒の小テストの点数が与えられています。点数は$5, 5, 6, 7, 8, 10, a, b$です。この小テストの平均が7、分散が3であるとき、$a$と$b$の値を求めます。

確率論・統計学平均分散統計連立方程式
2025/7/24

1. 問題の内容

8人の生徒の小テストの点数が与えられています。点数は5,5,6,7,8,10,a,b5, 5, 6, 7, 8, 10, a, bです。この小テストの平均が7、分散が3であるとき、aabbの値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、平均の定義より、以下の式が成り立ちます。
5+5+6+7+8+10+a+b8=7\frac{5+5+6+7+8+10+a+b}{8} = 7
この式を整理すると、
41+a+b=5641 + a + b = 56
a+b=15a + b = 15 ...(1)
次に、分散の定義より、各データの2乗の平均から平均の2乗を引いたものが分散となります。つまり、
52+52+62+72+82+102+a2+b2872=3\frac{5^2+5^2+6^2+7^2+8^2+10^2+a^2+b^2}{8} - 7^2 = 3
25+25+36+49+64+100+a2+b2849=3\frac{25+25+36+49+64+100+a^2+b^2}{8} - 49 = 3
299+a2+b28=52\frac{299 + a^2 + b^2}{8} = 52
299+a2+b2=416299 + a^2 + b^2 = 416
a2+b2=117a^2 + b^2 = 117 ...(2)
(1)より、b=15ab = 15 - aなので、これを(2)に代入します。
a2+(15a)2=117a^2 + (15 - a)^2 = 117
a2+22530a+a2=117a^2 + 225 - 30a + a^2 = 117
2a230a+108=02a^2 - 30a + 108 = 0
a215a+54=0a^2 - 15a + 54 = 0
(a6)(a9)=0(a - 6)(a - 9) = 0
したがって、a=6a = 6またはa=9a = 9です。
a=6a = 6のとき、b=156=9b = 15 - 6 = 9
a=9a = 9のとき、b=159=6b = 15 - 9 = 6

3. 最終的な答え

a=6,b=9a = 6, b = 9またはa=9,b=6a = 9, b = 6

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