問題は、与えられた文章中の下線部を数式で表現することです。 (1) 事象 A の余事象と事象 B の余事象の和事象は、A と B の積事象の余事象に等しい。 (2) 事象 A と事象 B の積事象の確率は、A の確率と A が起きるという条件の下で B が起きる条件付き確率の積に等しい。

確率論・統計学確率事象余事象和事象積事象ド・モルガンの法則条件付き確率確率の乗法定理
2025/7/26

1. 問題の内容

問題は、与えられた文章中の下線部を数式で表現することです。
(1) 事象 A の余事象と事象 B の余事象の和事象は、A と B の積事象の余事象に等しい。
(2) 事象 A と事象 B の積事象の確率は、A の確率と A が起きるという条件の下で B が起きる条件付き確率の積に等しい。

2. 解き方の手順

(1) ド・モルガンの公式に関する部分
- 事象 A の余事象は AcA^c と表されます。
- 事象 B の余事象は BcB^c と表されます。
- A の余事象と B の余事象の和事象は AcBcA^c \cup B^c と表されます。
- A と B の積事象は ABA \cap B と表されます。
- A と B の積事象の余事象は (AB)c(A \cap B)^c と表されます。
したがって、与えられた文は次のように数式で表せます。
AcBc=(AB)cA^c \cup B^c = (A \cap B)^c
(2) 確率の乗法定理に関する部分
- 事象 A と事象 B の積事象は ABA \cap B と表されます。
- 事象 A と事象 B の積事象の確率は P(AB)P(A \cap B) と表されます。
- 事象 A の確率は P(A)P(A) と表されます。
- A が起きるという条件の下で B が起きる条件付き確率は PA(B)P_A(B) と表されます。
したがって、与えられた文は次のように数式で表せます。
P(AB)=P(A)PA(B)P(A \cap B) = P(A) P_A(B)

3. 最終的な答え

(1) AcBc=(AB)cA^c \cup B^c = (A \cap B)^c
(2) P(AB)=P(A)PA(B)P(A \cap B) = P(A) P_A(B)

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