箱の中に赤玉が7個、青玉が3個入っています。A, Bの2人が順番にこの箱から玉を1個ずつ取り出します。取り出した玉は戻さず、また、相手の取り出した玉の色はわからないものとします。このとき、Bが赤玉を取り出す確率を求めます。

確率論・統計学確率事象条件付き確率
2025/7/26

1. 問題の内容

箱の中に赤玉が7個、青玉が3個入っています。A, Bの2人が順番にこの箱から玉を1個ずつ取り出します。取り出した玉は戻さず、また、相手の取り出した玉の色はわからないものとします。このとき、Bが赤玉を取り出す確率を求めます。

2. 解き方の手順

Bが赤玉を取り出す確率は、以下の2つの場合に分けて考えます。
* 場合1:Aが赤玉を取り出し、Bが赤玉を取り出す場合
* 場合2:Aが青玉を取り出し、Bが赤玉を取り出す場合
それぞれの確率を計算し、足し合わせることで、Bが赤玉を取り出す確率を求めることができます。
* 場合1:Aが赤玉を取り出し、Bが赤玉を取り出す場合
Aが赤玉を取り出す確率は 710\frac{7}{10} です。
Aが赤玉を取り出した後、箱の中には赤玉が6個、青玉が3個残っています。
このとき、Bが赤玉を取り出す確率は 69=23\frac{6}{9} = \frac{2}{3} です。
したがって、この場合の確率は 710×23=1430=715\frac{7}{10} \times \frac{2}{3} = \frac{14}{30} = \frac{7}{15} となります。
* 場合2:Aが青玉を取り出し、Bが赤玉を取り出す場合
Aが青玉を取り出す確率は 310\frac{3}{10} です。
Aが青玉を取り出した後、箱の中には赤玉が7個、青玉が2個残っています。
このとき、Bが赤玉を取り出す確率は 79\frac{7}{9} です。
したがって、この場合の確率は 310×79=2190=730\frac{3}{10} \times \frac{7}{9} = \frac{21}{90} = \frac{7}{30} となります。
したがって、Bが赤玉を取り出す確率は、これらの2つの場合の確率を足し合わせて、
715+730=1430+730=2130=710\frac{7}{15} + \frac{7}{30} = \frac{14}{30} + \frac{7}{30} = \frac{21}{30} = \frac{7}{10}

3. 最終的な答え

710\frac{7}{10}

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