ある試行において、起こりうるすべての結果が $N$ 通りあり、それぞれの結果は同様に確からしいとします。そのうち、事象 $A$ が起こる場合が $a$ 通りであるとき、次の問いに答えます。 (1) 事象 $A$ の確率 $P(A)$ を求める式を $a$ と $N$ を用いて表してください。 (2) 事象 $A$ の確率 $P(A)$ が取りうる値の範囲を不等式で表してください。
2025/7/26
1. 問題の内容
ある試行において、起こりうるすべての結果が 通りあり、それぞれの結果は同様に確からしいとします。そのうち、事象 が起こる場合が 通りであるとき、次の問いに答えます。
(1) 事象 の確率 を求める式を と を用いて表してください。
(2) 事象 の確率 が取りうる値の範囲を不等式で表してください。
2. 解き方の手順
(1) 確率の定義より、事象 の確率 は、事象 が起こる場合の数 を、起こりうるすべての結果の数 で割ったものです。
(2) 事象 が起こる場合の数 は、最小で 、最大で です。つまり、 が成り立ちます。
したがって、 の取りうる値の範囲は、
の各辺を で割ることで求められます。
よって、
3. 最終的な答え
(1)
(2)