箱の中に赤玉7個、青玉3個が入っています。A,Bの2人が順にこの箱から玉を1個ずつ取り出します。取り出した玉は戻さず、また、相手の取り出した玉の色はわからないものとします。Bが赤玉を取り出す確率を求めます。

確率論・統計学確率条件付き確率場合の数
2025/7/27

1. 問題の内容

箱の中に赤玉7個、青玉3個が入っています。A,Bの2人が順にこの箱から玉を1個ずつ取り出します。取り出した玉は戻さず、また、相手の取り出した玉の色はわからないものとします。Bが赤玉を取り出す確率を求めます。

2. 解き方の手順

Bが赤玉を取り出すのは、Aが赤玉を取り出す場合と、Aが青玉を取り出す場合の2通りがあります。
- Aが赤玉を取り出す場合:
Aが赤玉を取り出す確率は 710\frac{7}{10} です。
このとき、箱の中には赤玉6個、青玉3個が残っています。
Bが赤玉を取り出す確率は 69=23\frac{6}{9} = \frac{2}{3} です。
よって、Aが赤玉を取り出し、Bも赤玉を取り出す確率は 710×23=1430=715\frac{7}{10} \times \frac{2}{3} = \frac{14}{30} = \frac{7}{15} です。
- Aが青玉を取り出す場合:
Aが青玉を取り出す確率は 310\frac{3}{10} です。
このとき、箱の中には赤玉7個、青玉2個が残っています。
Bが赤玉を取り出す確率は 79\frac{7}{9} です。
よって、Aが青玉を取り出し、Bが赤玉を取り出す確率は 310×79=2190=730\frac{3}{10} \times \frac{7}{9} = \frac{21}{90} = \frac{7}{30} です。
したがって、Bが赤玉を取り出す確率は、上記2つの確率の和になります。
715+730=1430+730=2130=710\frac{7}{15} + \frac{7}{30} = \frac{14}{30} + \frac{7}{30} = \frac{21}{30} = \frac{7}{10}

3. 最終的な答え

Bが赤玉を取り出す確率は 710\frac{7}{10} です。

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