平行四辺形ABCDにおいて、$AB = 4.8$ cm, $AD = 3$ cmである。角Aの二等分線と辺CDとの交点をE、角Bの二等分線と辺CDとの交点をFとする。このとき、線分EFの長さを求めよ。

幾何学平行四辺形角度二等分線線分の長さ図形
2025/7/24

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、AB=4.8AB = 4.8 cm, AD=3AD = 3 cmである。角Aの二等分線と辺CDとの交点をE、角Bの二等分線と辺CDとの交点をFとする。このとき、線分EFの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、平行四辺形の性質より、AB=CD=4.8AB = CD = 4.8 cm, AD=BC=3AD = BC = 3 cmである。
角Aの二等分線が辺CDと交わる点をEなので、三角形ADEにおいて、DAE=EAB∠DAE = ∠EABである。
また、AD//BCAD // BCなので、DAE=AED∠DAE = ∠AED (錯角)。よって、三角形ADEは二等辺三角形となり、AD=DE=3AD = DE = 3 cmである。
同様に、角Bの二等分線が辺CDと交わる点をFなので、三角形BCFにおいて、CBF=FBA∠CBF = ∠FBAである。
また、AD//BCAD // BCなので、CBF=BFC∠CBF = ∠BFC (錯角)。よって、三角形BCFは二等辺三角形となり、BC=CF=3BC = CF = 3 cmである。
したがって、CD=DE+EF+FCCD = DE + EF + FCより、4.8=3+EF+34.8 = 3 + EF + 3となる。

3. 最終的な答え

4.8=3+EF+34.8 = 3 + EF + 3
EF=4.86EF = 4.8 - 6
EF=1.2EF = -1.2
しかし、EFEFは線分の長さであるため、負の値を取ることはできない。
EEFFの位置関係を見直すと、以下のように考えられる。
CD=CF+FD=DE+ECCD = CF + FD = DE + EC
CD=4.8CD = 4.8
CF=3CF = 3
DE=3DE = 3
FD=CDCF=4.83=1.8FD = CD - CF = 4.8 - 3 = 1.8
EC=CDDE=4.83=1.8EC = CD - DE = 4.8 - 3 = 1.8
EF=CDCFDE=4.833=1.2EF = CD - CF - DE = 4.8 - 3 - 3 = -1.2 これは誤り。
EF=CF+DECD=3+34.8=1.2EF = CF + DE - CD = 3 + 3 - 4.8 = 1.2
したがって、EF=1.2EF = 1.2 cm
最終的な答え:1.2 cm

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