1枚のコインを投げて、表が出るまでの回数に応じて賞金がもらえるゲームについて考える問題です。3回までチャレンジでき、各回の賞金と確率を求め、このゲームが1回400円の場合に参加するかどうかを検討します。

確率論・統計学確率期待値コインゲーム
2025/7/24

1. 問題の内容

1枚のコインを投げて、表が出るまでの回数に応じて賞金がもらえるゲームについて考える問題です。3回までチャレンジでき、各回の賞金と確率を求め、このゲームが1回400円の場合に参加するかどうかを検討します。

2. 解き方の手順

(1) 1回目、2回目、3回目に表が出る確率を計算します。
- 1回目に表が出る確率は 12\frac{1}{2} です。
- 2回目に初めて表が出る確率は、1回目が裏で2回目が表なので、12×12=14\frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{4} です。
- 3回目に初めて表が出る確率は、1回目と2回目が裏で3回目が表なので、12×12×12=18\frac{1}{2} \times \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{8} です。
- 3回とも裏が出る確率は、12×12×12=18\frac{1}{2} \times \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{8} です。
(2) ゲームに参加するかどうかを検討します。
- 期待値を計算します。期待値は、各賞金にその賞金を得られる確率を掛けたものの合計です。
- 期待値 = (200円 x 12\frac{1}{2}) + (400円 x 14\frac{1}{4}) + (800円 x 18\frac{1}{8}) + (0円 x 18\frac{1}{8})
- 期待値 = 100円 + 100円 + 100円 + 0円 = 300円
- ゲームに参加する費用が400円で、期待値が300円なので、参加しない方が良いでしょう。

3. 最終的な答え

(1)
- 1回目: 12\frac{1}{2}
- 2回目: 14\frac{1}{4}
- 3回目: 18\frac{1}{8}
(2)
- 参加しない。理由は、このゲームの期待値は300円であり、参加費用400円よりも低いからです。

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