与えられた情報に基づいて、以下の問題を解きます。 (1) 限界便益を$x$の関数として表し、価格が与えられたときの消費量を計算します。 (2) 限界便益関数が与えられたとき、需要関数と供給関数を求めます。 (3) 限界便益関数が与えられたとき、供給曲線を描き、価格が与えられたときの消費量と総便益を計算します。 (4) 便益関数が与えられたとき、価格が与えられたときの消費量、消費者余剰、および純便益を最大にする消費量を求め、それらが一致することを確認します。
2025/7/25
1. 問題の内容
与えられた情報に基づいて、以下の問題を解きます。
(1) 限界便益をの関数として表し、価格が与えられたときの消費量を計算します。
(2) 限界便益関数が与えられたとき、需要関数と供給関数を求めます。
(3) 限界便益関数が与えられたとき、供給曲線を描き、価格が与えられたときの消費量と総便益を計算します。
(4) 便益関数が与えられたとき、価格が与えられたときの消費量、消費者余剰、および純便益を最大にする消費量を求め、それらが一致することを確認します。
2. 解き方の手順
(1)
(i) のときであり、が1増加するごとにが100ずつ低下するので、限界便益は次の線形関数で表されます。
(ii) のとき、限界便益と価格が等しくなる点で消費量が決まります。
(2)
(i)
個別需要関数は、となるをの関数として表したものです。
(ii) 個別供給曲線は、生産者の供給量を価格の関数として表したものです。限界便益が与えられている場合は、限界費用を考える必要がありますが、この問題では供給に関する情報がないため、供給曲線は描けません。通常は、企業の費用関数が与えられて、そこから限界費用を求め、限界費用と価格が等しくなる点で供給量が決まります。
(3)
(i)
個別供給曲線を描くには、限界費用に関する情報が必要です。この問題では与えられていないため、供給曲線は描けません。
(ii) 価格がのとき、となるを求めます。
(iii) 総便益は、を0からまで積分したものです。
(4)
(i) ,
となるを求めます。
(ii) 消費者余剰は、総便益から支出を引いたものです。
支出
消費者余剰
(iii) 純便益
を最大にするを求めます。
の値は、(i)で求めた消費量と一致します。
3. 最終的な答え
(1)
(i)
(ii)
(2)
(i)
(ii) 情報不足のため供給曲線は描けません。
(3)
(i) 情報不足のため供給曲線は描けません。
(ii)
(iii)
(4)
(i)
(ii) 消費者余剰
(iii) 、(i)と一致します。