(1) limx→0x3x−sinx の計算 この極限は、ロピタルの定理を繰り返し適用することで計算できます。
ステップ1: x=0を代入すると、不定形00となるので、ロピタルの定理を適用します。 limx→03x21−cosx ステップ2: 再びx=0を代入すると、不定形00となるので、ロピタルの定理を適用します。 limx→06xsinx ステップ3: 再びx=0を代入すると、不定形00となるので、ロピタルの定理を適用します。または、limx→0xsinx=1 を利用します。 limx→06cosx=61 (3) limx→0x3x−tanx=31 の計算 この極限も、ロピタルの定理を繰り返し適用することで計算できます。
ステップ1: x=0を代入すると、不定形00となるので、ロピタルの定理を適用します。 limx→03x21−sec2x=limx→03x21−(1+tan2x)=limx→03x2−tan2x=−31limx→0(xtanx)2 ここで、limx→0xtanx=1 であるから、 −31limx→0(xtanx)2=−31 (4) limx→0x3x−arctanx の計算 この極限も、ロピタルの定理を繰り返し適用することで計算できます。
ステップ1: x=0を代入すると、不定形00となるので、ロピタルの定理を適用します。 limx→03x21−1+x21=limx→03x21+x21+x2−1=limx→03x2(1+x2)x2=limx→03(1+x2)1 ステップ2: x=0を代入します。 3(1+02)1=31