1. 問題の内容
与えられた2つの構造物について、不静定次数を求め、安定・不安定、静定・不静定を判定し、不安定な場合は倒壊のイメージを図示する。
2. 解き方の手順
(1) ラーメン構造(トラス構造)
まず、構造物の自由度を考える。ラーメン構造(トラス構造)の場合、部材数 、節点数 、支点反力数 とすると、不静定次数 は以下の式で求められる。
ここで、部材数 は 9、節点数 は 6 である。支点反力数 は、ピン支点が2つあるので、 である。
したがって、不静定次数 は、
不静定次数が1なので、不静定構造である。外力に対して変形しにくいため、安定構造である。
(2) 片持ち梁構造
片持ち梁構造では、部材数 、節点数 である。支点反力数 は、固定端が1つ、ピン支点が1つあるので、 である。
したがって、不静定次数 は、
不静定次数が1なので、不静定構造である。外力に対して変形しにくいため、安定構造である。
3. 最終的な答え
(1) の構造:
不静定次数: 1
安定構造、不静定構造
(2) の構造:
不静定次数: 1
安定構造、不静定構造