図のように立方体があり、線分BG上に点Pをとって四面体BDHPを作った。BP:PG=2:1のとき、四面体BDHPの体積を求めよ。ただし、立方体の1辺の長さを1とする。

幾何学立体図形立方体四面体体積空間図形
2025/7/26

1. 問題の内容

図のように立方体があり、線分BG上に点Pをとって四面体BDHPを作った。BP:PG=2:1のとき、四面体BDHPの体積を求めよ。ただし、立方体の1辺の長さを1とする。

2. 解き方の手順

まず、立方体の1辺の長さを1とします。
四面体BDHPの体積を求めるために、三角錐B-DHPの体積を考えます。
三角錐B-DHPの体積は、四面体BDHPの体積に等しいです。
V=13×S×hV = \frac{1}{3} \times S \times h
ここで、SSは底面積、hhは高さです。
底面を三角形DHPとすると、高さは点Bから平面DHPに下ろした垂線の長さになります。
しかし、この高さは求めにくいので、別の方法で考えます。
四面体BDHPの体積は、立方体から四面体ABDH、四面体BCPH、四面体DGFH、四面体HEPGの体積を引くことで求められます。
しかし、これも計算が複雑になります。
そこで、三角錐B-DHPの体積を直接計算することを考えます。
まず、BP:PG = 2:1なので、BP = 232\frac{2}{3}\sqrt{2} となります。
ここで、BG = 12+12=2\sqrt{1^2 + 1^2} = \sqrt{2}なので、BP = 23BG=232\frac{2}{3}BG = \frac{2}{3}\sqrt{2}です。
また、PG = 13BG=132\frac{1}{3}BG = \frac{1}{3}\sqrt{2}です。
次に、三角形BDHの面積を計算します。
三角形BDHは正三角形であり、一辺の長さは2\sqrt{2}です。
したがって、三角形BDHの面積は、
S=34(2)2=34×2=32S = \frac{\sqrt{3}}{4} (\sqrt{2})^2 = \frac{\sqrt{3}}{4} \times 2 = \frac{\sqrt{3}}{2}
となります。
三角錐P-BDHの体積を計算します。
点Pから平面BDHに下ろした垂線の足をIとします。
このとき、PIの長さは、点Pから平面EFGHまでの距離に等しく、EFGHとBDHは平行なのでPI=1。
ここで体積を求めます。
V=13×S×h=13×32×133=29V = \frac{1}{3} \times S \times h = \frac{1}{3} \times \frac{\sqrt{3}}{2} \times \frac{1}{3}\sqrt{3} = \frac{2}{9}
三角形DHPの面積は
三角形DFHの面積 - 三角形PGHの面積 -三角形DEPの面積 で求められます。
三角形DFHの面積は 12\frac{1}{2} です。
三角形PGHの面積は 12131=16\frac{1}{2}*\frac{1}{3} * 1 = \frac{1}{6}です。
四面体BDHP = 立方体の体積 - (四面体ABDH +四面体BCPH +四面体FGDH + 四面体HEPG)
立方体の体積は1です。
四面体ABDH = 1/3×1/2×1 = 1/6
四面体BCPH = 1/3×1/2×2/3 = 1/9
四面体FGDH = 1/3×1/2×1 = 1/6
四面体HEPG = 1/3×1/2×1/3 = 1/18
四面体BDHP = 1 - (1/6 +1/9 + 1/6 + 1/18) = 1- (3/18 + 2/18 +3/18 +1/18) = 1 - 9/18 = 1- 1/2 = 1/2 - (2/9)
四面体の体積 = 1/6

3. 最終的な答え

16\frac{1}{6}

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