2つの関数 $y = \frac{1}{2}x + 3$ (これを式①とします) と $y = -2x - 2$ (これを式②とします) のグラフが点Aで交わっています。式①と式②のグラフと $y$ 軸との交点をそれぞれB, Cとします。 問1: 式①のグラフが $x$ 軸と交わる点をDとするとき、点Dの座標を求めなさい。 問2: 点Pを $x$ 軸上にとります。三角形ABPの面積が三角形ABCの面積の $\frac{3}{4}$ 倍になるときの点Pの $x$ 座標を求めなさい。ただし、点Pの $x$ 座標は正の数とします。
2025/7/26
1. 問題の内容
2つの関数 (これを式①とします) と (これを式②とします) のグラフが点Aで交わっています。式①と式②のグラフと 軸との交点をそれぞれB, Cとします。
問1: 式①のグラフが 軸と交わる点をDとするとき、点Dの座標を求めなさい。
問2: 点Pを 軸上にとります。三角形ABPの面積が三角形ABCの面積の 倍になるときの点Pの 座標を求めなさい。ただし、点Pの 座標は正の数とします。
2. 解き方の手順
問1:
点Dは式①のグラフと 軸の交点なので、 を式①に代入します。
したがって、点Dの座標は です。
問2:
まず、点A, B, Cの座標を求めます。
点Bは式①と 軸との交点なので、 を式①に代入すると 。したがって、点Bの座標は です。
点Cは式②と 軸との交点なので、 を式②に代入すると 。したがって、点Cの座標は です。
点Aは式①と式②の交点なので、連立方程式
を解きます。
したがって、点Aの座標は です。
三角形ABCの面積を求めます。BCの長さは です。三角形ABCの底辺をBCとすると、高さは点Aの 座標の絶対値なので、 です。
したがって、三角形ABCの面積は です。
点Pの座標を とします。ただし、 です。
三角形ABPの面積を求めます。ABの長さは点Bから点Aまでの距離なので、ABを底辺と考えるのは計算が複雑になります。点Bの 座標は3なので、ABの長さではなく、底辺をBPとすると、三角形ABPの高さは点Aの 座標の絶対値なので、2 です。
BPの長さは、 です。 なので、BPの長さは です。
したがって、三角形ABPの面積は ではありません。
BPを底辺としたときの高さは、点Aのy座標からPのy座標を引いた値の絶対値になります。点Pはx軸上にありy座標は0なので、高さは です。よって、三角形ABPの面積は ではありません.三角形ABPの底辺をBPとしたとき、Pのx座標はなので、BPの長さは です。P,Bは軸と軸上にあるので、ABPの高さはAからx軸までの距離で、2です。
よって、ABPの面積は ではありません。
点Pを とおくと、線分BPの長さは です。三角形ABPの面積は、底辺を線分BPと考えると、高さは点Aのy座標から点Pのy座標までの距離なので となります。
したがって、三角形ABPの面積は です。
なので
したがって、点Pの座標は です。
3. 最終的な答え
問1: D
問2: P