まず、x2=t とおくと、与えられた4次方程式は t の2次方程式 t2−8t+k=0 になります。 4次方程式が異なる4つの実数解を持つためには、この2次方程式が異なる2つの正の実数解を持たなければなりません。
t に関する2次方程式 t2−8t+k=0 の判別式を D とすると、異なる2つの実数解を持つためには D>0 が必要です。 また、2つの解が共に正であるためには、解の和が正、解の積が正である必要があります。
t2−8t+k=0 の判別式 D は、 D=(−8)2−4(1)(k)=64−4k D>0 より、 64−4k>0 なので 4k<64 となり k<16 が得られます。 t2−8t+k=0 の解を α, β とすると、解と係数の関係より、 α+β=8 α+β>0 は常に満たされています。なぜなら、α+β=8 だからです。 αβ>0 より、k>0 が得られます。 さらに、x2=t より、 t が正の解を持つ必要があります。t の解が正であるためには、 t1>0 かつ t2>0 である必要があります。 x2=t1とx2=t2はそれぞれ2つの実数解を持ちます。したがって、4つの実数解を持ちます。 t1,t2 が共に正であるためには、t2−8t+k=0 の解が正である必要があります。 解が正である条件は、0<k<16 です。