1. 問題の内容
連立方程式を行列を用いて解く問題と、ある2つの点をそれぞれ別の2つの点に移す行列が存在するかどうかを調べる問題の2つがあります。
2. 解き方の手順
**連立方程式の解法**
与えられた連立方程式は以下の通りです。
この連立方程式を行列で表現すると、以下のようになります。
を求めるためには、 の逆行列を左から掛けます。
の逆行列は以下の通りです。
よって、
したがって、
**行列Aの存在判定**
点 を点 に移し、かつ点 を点 に移すような行列 が存在するかどうかを調べます。
与えられた条件は以下の式で表せます。
これらの式から、以下の連立方程式が得られます。
(1)
(1')
(2)
(2')
(1)式の5倍と(2)式の-4倍を足すと
(1)に代入して
(1')式の5倍と(2')式の-4倍を足すと
(1')に代入して
したがって、行列Aは
3. 最終的な答え
連立方程式の解:
行列A: