(1) $t = \sin{\theta} + \cos{\theta}$ とおくとき、$\sin{\theta}\cos{\theta}$ を $t$ を用いて表せ。 (2) $0 \le \theta \le \pi$ のとき、$t = \sin{\theta} + \cos{\theta}$ のとりうる値の範囲を求めよ。 (3) $0 \le \theta \le \pi$ のとき、$\theta$ の方程式 $2\sin{\theta}\cos{\theta} - 2(\sin{\theta} + \cos{\theta}) - k = 0$ の解の個数を、定数 $k$ が $k = 1$, $k = -1.9$ の場合について調べよ。
2025/7/26
1. 問題の内容
(1) とおくとき、 を を用いて表せ。
(2) のとき、 のとりうる値の範囲を求めよ。
(3) のとき、 の方程式 の解の個数を、定数 が , の場合について調べよ。
2. 解き方の手順
(1) の両辺を2乗すると、
したがって、
(2)
より、
したがって、
よって、 の範囲は、
(3) に、 と を代入すると、
とおくと、このグラフと のグラフの交点の個数を調べれば良い。ただし、 である。
のとき
のとき
のとき、 より , 。
であり、 は を満たす。また、 。
のときのの値に対応するは、1つである。
のとき、 より , 。
であり、 は を満たす。 、。
であり、 の範囲では、 。
の範囲では、 と の交点それぞれに対して、 の個数が変わる。
のとき、 より、 よってであり、2個。
または ではは1個。
のとき で、 は1個。
のとき、 は1個、 も1個で、計2個。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) のとき 1個, のとき 2個