点Aを出発して、点B, C, D, Eをすべて回り、点Aに戻ってくる経路は何通りあるか。ただし、途中で点Aを通らないとする。

離散数学順列組み合わせグラフ理論経路探索
2025/7/27

1. 問題の内容

点Aを出発して、点B, C, D, Eをすべて回り、点Aに戻ってくる経路は何通りあるか。ただし、途中で点Aを通らないとする。

2. 解き方の手順

まず、点Aから出て、B, C, D, Eの点をすべて通って、Aに戻る経路を考えます。途中で点Aを通ることは許されません。
可能な経路は以下の通りです。
- A -> B -> C -> D -> E -> A
- A -> B -> C -> E -> D -> A
- A -> B -> D -> C -> E -> A
- A -> B -> D -> E -> C -> A
- A -> B -> E -> C -> D -> A
- A -> B -> E -> D -> C -> A
- A -> C -> B -> D -> E -> A
- A -> C -> B -> E -> D -> A
- A -> C -> D -> B -> E -> A
- A -> C -> D -> E -> B -> A
- A -> C -> E -> B -> D -> A
- A -> C -> E -> D -> B -> A
- A -> D -> B -> C -> E -> A
- A -> D -> B -> E -> C -> A
- A -> D -> C -> B -> E -> A
- A -> D -> C -> E -> B -> A
- A -> D -> E -> B -> C -> A
- A -> D -> E -> C -> B -> A
- A -> E -> B -> C -> D -> A
- A -> E -> B -> D -> C -> A
- A -> E -> C -> B -> D -> A
- A -> E -> C -> D -> B -> A
- A -> E -> D -> B -> C -> A
- A -> E -> D -> C -> B -> A
ただし、上の経路は、順序を入れ替えたものも含まれています。
Aから出発して、B, C, D, Eの順序で訪れる方法を考えます。これらの4つの点を並べる順列は4! = 24通りあります。
ただし、点Aを途中で通らないという制約があります。
点Aから出発してB, C, D, Eを回る順序を決定すると、点Aに戻る経路は一意に定まります。
4つの点B, C, D, Eを並べる順列の総数は、4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24通りです。
しかし、反時計回りの順序と時計回りの順序は同じ経路として数えるため、2で割る必要があります。
したがって、経路の数は24/2=1224 / 2 = 12通りとなります。
しかし、与えられた図では、点AからB, C, D, Eへの経路はそれぞれ一意に決まっています。
例えば、A -> B -> C -> D -> E -> A という経路は、AからBへ行き、BからCへ行き、CからDへ行き、DからEへ行き、EからAへ行くという経路です。
この経路の順序を変えることによって、異なる経路を作ることができます。
B, C, D, Eの4点を並べる順列は4! = 24通りですが、反時計回りの経路と時計回りの経路は同じとみなせるため、2で割ると12通りになります。
さらに、図を見ると、
A -> B
A -> C
A -> D
A -> E
のそれぞれの経路は1通りしかありません。
したがって、B, C, D, Eの順列の数を数えるだけで、全体の経路数を求めることができます。
4! = 24通りあり、時計回りと反時計回りの区別をしないので2で割ると、12通り。
経路の順序を考慮すると、4! = 24通り。
しかし、回転方向は考慮しないとすると、(4-1)! = 3! = 6通り。
さらに、反時計回りと時計回りは同じとみなすので、6/2 = 3通り。
しかし、これは正しくない。
Aから出発して、B, C, D, E をすべて回り、Aに戻る。この経路は、B, C, D, Eの順列で決まる。
4! = 24通り。

3. 最終的な答え

12通り

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