格子状の道路網において、A地点からB地点へ最短経路で行く場合の数を求める問題です。以下の4つの場合について、経路数を求めます。 (1) Dを通る経路 (2) Cを通らずDを通る経路 (3) CまたはDを通る経路 (4) C, Dともに通らない経路
2025/7/27
1. 問題の内容
格子状の道路網において、A地点からB地点へ最短経路で行く場合の数を求める問題です。以下の4つの場合について、経路数を求めます。
(1) Dを通る経路
(2) Cを通らずDを通る経路
(3) CまたはDを通る経路
(4) C, Dともに通らない経路
2. 解き方の手順
まず、A地点からB地点への最短経路の総数を求めます。
次に、各場合について経路数を求めます。
(1) Dを通る経路
AからDへの経路数と、DからBへの経路数をそれぞれ求め、掛け合わせます。
AからDへは、右に2回、上に1回移動するので、経路数は 通りです。
DからBへは、右に1回、上に2回移動するので、経路数は 通りです。
よって、Dを通る経路数は 通りです。
(2) Cを通らずDを通る経路
Dを通る経路数から、CもDも通る経路数を引きます。
CとDを通る経路数は、AからCへの経路数と、CからDへの経路数と、DからBへの経路数を掛け合わせます。
AからCへは、右に1回、上に2回移動するので、経路数は 通りです。
CからDへは、右に1回、上に-1回移動するので経路数は1通りです。
DからBへは、右に1回、上に2回移動するので、経路数は 通りです。
よって、CとDを通る経路数は 通りです。
したがって、Cを通らずDを通る経路数は 通りです。
(3) CまたはDを通る経路
Cを通る経路数とDを通る経路数を足し合わせ、CとDの両方を通る経路数を引きます。
Dを通る経路数は(1)より9通りです。
AからBまでの経路総数は 通りです。
AからCへは、右に1回、上に2回移動するので、経路数は 通りです。
CからBへは、右に2回、上に1回移動するので、経路数は 通りです。
よって、Cを通る経路数は 通りです。
CまたはDを通る経路数は 通りです。
(4) C, Dともに通らない経路
AからBへの経路総数から、CまたはDを通る経路数を引きます。
AからBへの経路総数は 通りです。
CまたはDを通る経路数は(3)より9通りです。
したがって、C, Dともに通らない経路数は 通りです。
3. 最終的な答え
(1) Dを通る経路:9通り
(2) Cを通らずDを通る経路:0通り
(3) CまたはDを通る経路:9通り
(4) C, Dともに通らない経路:11通り