袋Aには1, 2, 3, 4の数字が書かれた玉がそれぞれ1つずつ入っており、袋Bには1, 2, 3の数字が書かれた玉がそれぞれ1つずつ入っている。 最初に袋Aから玉を1つ取り出し、袋Bに入れる。その後、玉が4つ入った袋Bから玉を1つ取り出す。このとき、袋Aから袋Bに入れた玉に書かれた数字と、袋Bから取り出した玉に書かれた数字が同じである確率を求める。

確率論・統計学確率条件付き確率期待値場合の数
2025/7/27

1. 問題の内容

袋Aには1, 2, 3, 4の数字が書かれた玉がそれぞれ1つずつ入っており、袋Bには1, 2, 3の数字が書かれた玉がそれぞれ1つずつ入っている。
最初に袋Aから玉を1つ取り出し、袋Bに入れる。その後、玉が4つ入った袋Bから玉を1つ取り出す。このとき、袋Aから袋Bに入れた玉に書かれた数字と、袋Bから取り出した玉に書かれた数字が同じである確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、袋Aから取り出す玉の数字が1, 2, 3, 4である確率をそれぞれ考える。
袋Aから1の玉を取り出す確率は 14\frac{1}{4} である。このとき、袋Bには1, 1, 2, 3の玉が入っている。袋Bから1の玉を取り出す確率は 24=12\frac{2}{4} = \frac{1}{2} である。したがって、袋Aから1の玉を取り出し、袋Bから1の玉を取り出す確率は 14×12=18\frac{1}{4} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{8} である。
同様に、袋Aから2の玉を取り出す確率は 14\frac{1}{4} である。このとき、袋Bには1, 2, 2, 3の玉が入っている。袋Bから2の玉を取り出す確率は 24=12\frac{2}{4} = \frac{1}{2} である。したがって、袋Aから2の玉を取り出し、袋Bから2の玉を取り出す確率は 14×12=18\frac{1}{4} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{8} である。
袋Aから3の玉を取り出す確率は 14\frac{1}{4} である。このとき、袋Bには1, 2, 3, 3の玉が入っている。袋Bから3の玉を取り出す確率は 24=12\frac{2}{4} = \frac{1}{2} である。したがって、袋Aから3の玉を取り出し、袋Bから3の玉を取り出す確率は 14×12=18\frac{1}{4} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{8} である。
袋Aから4の玉を取り出す確率は 14\frac{1}{4} である。このとき、袋Bには1, 2, 3, 4の玉が入っている。袋Bから4の玉を取り出す確率は 14\frac{1}{4} である。したがって、袋Aから4の玉を取り出し、袋Bから4の玉を取り出す確率は 14×14=116\frac{1}{4} \times \frac{1}{4} = \frac{1}{16} である。
これらの確率をすべて足し合わせることで、求める確率が得られる。
18+18+18+116=216+216+216+116=716\frac{1}{8} + \frac{1}{8} + \frac{1}{8} + \frac{1}{16} = \frac{2}{16} + \frac{2}{16} + \frac{2}{16} + \frac{1}{16} = \frac{7}{16}

3. 最終的な答え

716\frac{7}{16}

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