2つの変量 $x, y$ をもつデータがあり、それぞれの平均値は $\bar{x}, \bar{y}$ である。 $(x-\bar{x})^2$ の総和は10, $(y-\bar{y})^2$ の総和は40, $(x-\bar{x})(y-\bar{y})$ の総和は14である。このとき、$x$ と $y$ の相関係数 $r$ を求める。

確率論・統計学相関係数統計データの分析
2025/7/27
## 問題68

1. 問題の内容

2つの変量 x,yx, y をもつデータがあり、それぞれの平均値は xˉ,yˉ\bar{x}, \bar{y} である。
(xxˉ)2(x-\bar{x})^2 の総和は10, (yyˉ)2(y-\bar{y})^2 の総和は40, (xxˉ)(yyˉ)(x-\bar{x})(y-\bar{y}) の総和は14である。このとき、xxyy の相関係数 rr を求める。

2. 解き方の手順

相関係数 rr は、次のように定義されます。
r=i=1n(xixˉ)(yiyˉ)i=1n(xixˉ)2i=1n(yiyˉ)2r = \frac{\sum_{i=1}^{n}(x_i - \bar{x})(y_i - \bar{y})}{\sqrt{\sum_{i=1}^{n}(x_i - \bar{x})^2} \sqrt{\sum_{i=1}^{n}(y_i - \bar{y})^2}}
問題文より、分子と分母の各項の値が与えられているので、代入して計算します。
r=141040=14400=1420=710=0.7r = \frac{14}{\sqrt{10} \sqrt{40}} = \frac{14}{\sqrt{400}} = \frac{14}{20} = \frac{7}{10} = 0.7

3. 最終的な答え

r=0.7r = 0.7
## 問題9

1. 問題の内容

2つの変量 x,yx, y をもつ nn 個のデータ (x1,y1),(x2,y2),,(xn,yn)(x_1, y_1), (x_2, y_2), \dots, (x_n, y_n) がある。xxyy の間に y=7x+8y = 7x + 8 の関係があるとき、xxyy の相関係数 rr を求めよ。

2. 解き方の手順

yyxx の一次関数で表される場合、相関係数の絶対値は1となる。
y=ax+by=ax+b (a ≠ 0)のとき、相関係数は以下のようになる。
- a > 0 のとき r = 1
- a < 0 のとき r = -1
今回の問題では、y=7x+8y = 7x + 8 であり、xx の係数 77 が正なので、xxyy の相関係数は 11 となる。

3. 最終的な答え

r=1r = 1

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