J選手の打率(ヒットを打つ確率)は $\frac{1}{4}$ である。J選手は年間300回打席に立ち、打席の結果はヒットを打つか打たないかの2通りとする。打ったヒットの本数をXとする。 (1) Xが従う確率分布を求める。 (2) Xの確率関数を求める。 (3) J選手が打つ年間のヒット数が80本未満である確率を、正規近似を用いて小数第2位まで求める。
2025/7/27
1. 問題の内容
J選手の打率(ヒットを打つ確率)は である。J選手は年間300回打席に立ち、打席の結果はヒットを打つか打たないかの2通りとする。打ったヒットの本数をXとする。
(1) Xが従う確率分布を求める。
(2) Xの確率関数を求める。
(3) J選手が打つ年間のヒット数が80本未満である確率を、正規近似を用いて小数第2位まで求める。
2. 解き方の手順
(1) 確率分布
Xは二項分布に従う。試行回数 、成功確率 の二項分布である。
(2) 確率関数
二項分布の確率関数は以下の通り。
問題文より、, なので、
(3) 正規近似
二項分布は、が大きいとき、正規分布で近似できる。
平均
分散
標準偏差
Xが80本未満である確率 を求める。連続修正を行うと となる。
Z値に変換すると
標準正規分布表から
よって、J選手が打つ年間のヒット数が80本未満である確率は約0.73
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) 0.73