赤玉の個数の期待値を計算するために、Aから取り出す赤玉の個数の期待値と、Bから取り出す赤玉の個数の期待値をそれぞれ計算し、それらの和を求める。
Aから2個取り出すとき、赤玉の個数が0個、1個、2個の場合の確率をそれぞれ計算する。
* Aから赤玉を0個取り出す確率は、白玉4個から2個を選ぶ確率を、5個から2個を選ぶ確率で割ったものになる。
P(A=0)=5C24C2=106=53 * Aから赤玉を1個取り出す確率は、赤玉1個から1個、白玉4個から1個を選ぶ確率を、5個から2個を選ぶ確率で割ったものになる。
P(A=1)=5C21C1⋅4C1=104=52 * Aから赤玉を2個取り出す確率は0である。赤玉は1個しかないため。
Aから取り出す赤玉の個数の期待値 E(A) は、 E(A)=0⋅P(A=0)+1⋅P(A=1)+0=0⋅53+1⋅52+0=52 Bから1個取り出すとき、赤玉の個数が0個、1個の場合の確率をそれぞれ計算する。
* Bから赤玉を0個取り出す確率は、白玉2個から1個を選ぶ確率を、6個から1個を選ぶ確率で割ったものになる。
P(B=0)=6C12C1=62=31 * Bから赤玉を1個取り出す確率は、赤玉4個から1個を選ぶ確率を、6個から1個を選ぶ確率で割ったものになる。
P(B=1)=6C14C1=64=32 Bから取り出す赤玉の個数の期待値 E(B) は、 E(B)=0⋅P(B=0)+1⋅P(B=1)=0⋅31+1⋅32=32 取り出した3個の玉のうち赤玉の個数の期待値は、Aから取り出す赤玉の個数の期待値とBから取り出す赤玉の個数の期待値の和である。
E=E(A)+E(B)=52+32=156+1510=1516