(1) AとBの袋があり、それぞれに赤、白、青の玉が1個ずつ入っている。AとBからそれぞれ1個ずつ玉を取り出すとき、少なくとも1個が赤玉である確率を求める。 (2) 原点にある点Pを、硬貨を投げて表が出たらx軸方向に1、裏が出たらy軸方向に1だけ移動させる。硬貨を4回投げたとき、点Pが(3,1)に来る確率を求める。 (3) A君はB君より1段下の段にいる。A君とB君がサイコロをそれぞれ1回ずつ投げ、出た目の数だけ階段を上がる。A君がB君より上の段になる確率を求める。

確率論・統計学確率事象確率の計算組み合わせ
2025/4/5

1. 問題の内容

(1) AとBの袋があり、それぞれに赤、白、青の玉が1個ずつ入っている。AとBからそれぞれ1個ずつ玉を取り出すとき、少なくとも1個が赤玉である確率を求める。
(2) 原点にある点Pを、硬貨を投げて表が出たらx軸方向に1、裏が出たらy軸方向に1だけ移動させる。硬貨を4回投げたとき、点Pが(3,1)に来る確率を求める。
(3) A君はB君より1段下の段にいる。A君とB君がサイコロをそれぞれ1回ずつ投げ、出た目の数だけ階段を上がる。A君がB君より上の段になる確率を求める。

2. 解き方の手順

(1)
全事象は3×3=9通り。
少なくとも1つが赤玉でない場合は、Aが赤以外、Bが赤以外の場合なので、2×2=4通り。
したがって、少なくとも1つが赤玉である確率は、
149=591 - \frac{4}{9} = \frac{5}{9}
(2)
4回のうち3回表、1回裏が出れば(3,1)に到達する。
表が出る確率と裏が出る確率はそれぞれ1/21/2なので、
確率は4C3(12)3(12)1=4×116=14_4C_3 (\frac{1}{2})^3 (\frac{1}{2})^1 = 4 \times \frac{1}{16} = \frac{1}{4}
(3)
A君の出た目をa、B君の出た目をbとする。
A君はB君より1段下にいるので、A君がB君より上にいるためには、a>b+1a>b+1となる必要がある。
全事象は6×6=36通り。
a>b+1a > b+1となる組み合わせは以下の通り。
- b=1のとき、a=3,4,5,6 (4通り)
- b=2のとき、a=4,5,6 (3通り)
- b=3のとき、a=5,6 (2通り)
- b=4のとき、a=6 (1通り)
合計4+3+2+1=10通り
よって、確率は1036=518\frac{10}{36} = \frac{5}{18}

3. 最終的な答え

(1) 59\frac{5}{9}
(2) 14\frac{1}{4}
(3) 518\frac{5}{18}

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