1. 問題の内容
正六角形の頂点Aに点Pがある。硬貨を3回投げ、表が出たら右隣、裏が出たら左隣の頂点に点Pを移動させる。3回後に点Pが頂点Bにいる確率を求める。
2. 解き方の手順
まず、正六角形の頂点にA, B, C, D, E, Fと名前を付ける(時計回りに)。AからBへ移動するには、右回りに1回移動すれば良い。つまり、表が1回多く出る必要がある。硬貨を3回投げるので、表と裏の組み合わせは以下の通り:
* 表3回、裏0回:AAA
* 表2回、裏1回:AAB, ABA, BAA
* 表1回、裏2回:ABB, BAB, BBA
* 表0回、裏3回:BBB
点PがAからBに移動するためには、右回り(表)が左回り(裏)よりも1回多くなる必要がある。3回の移動でAからBへ到達する方法は、次の3通りである:
* 表2回、裏1回:このとき、表の回数 - 裏の回数 = 2 - 1 = 1 となる。
これらの組み合わせは、AAB, ABA, BAAの3通りである。
次に、AAB, ABA, BAAのそれぞれの場合において、最終的にBに到達するかどうかを確認する。
* AAB: A -> B -> C -> B (Bに到達)
* ABA: A -> B -> A -> B (Bに到達)
* BAA: A -> F -> E -> D (Bに到達しない)
したがって、AABとABAの場合は頂点Bに到達する。
硬貨を3回投げた時のすべての起こりうるパターンは通りである。
そのうち、点Pが頂点Bに到達するパターンは3通りなので、確率は となる。
3. 最終的な答え
3/8