2直線 $x=3$、$y=2$ を漸近線とする双曲線で、点 $(1, 1)$ を通る関数を $y = \frac{ax+b}{cx+d}$ の形で表す問題です。

代数学双曲線漸近線分数関数関数の決定
2025/7/29

1. 問題の内容

2直線 x=3x=3y=2y=2 を漸近線とする双曲線で、点 (1,1)(1, 1) を通る関数を y=ax+bcx+dy = \frac{ax+b}{cx+d} の形で表す問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた漸近線から、関数の形を推測します。漸近線が x=3x=3y=2y=2 であることから、関数は次のように表せます。
y=a(x3)+bc(x3)+d=kx3+2y = \frac{a(x-3) + b}{c(x-3) + d} = \frac{k}{x-3} + 2
ここで、kk は定数です。なぜなら、x=3x = 3で定義できず、かつxxを無限大に飛ばすとyyは2に近づくからです。
これは、y=ax+bcx+dy = \frac{ax+b}{cx+d}を変形した形です。つまり、a/c=2a/c = 2 であり、x=3x=3が漸近線であることからcx+d=0cx + d = 0 を満たすxxの値がx=3x = 3となるので、
x=3x = 3を代入して、3c+d=03c + d = 0が得られます。 d=3cd=-3cとなります。
y=ax+bcx3cy = \frac{ax+b}{cx-3c}
y=ax+bc(x3)y = \frac{ax+b}{c(x-3)}
また、a/c=2a/c = 2なので、a=2ca = 2c
y=2cx+bc(x3)y = \frac{2cx+b}{c(x-3)}
次に、点 (1,1)(1, 1) を通ることから、x=1x=1, y=1y=1を代入します。
1=2c+bc(13)1 = \frac{2c+b}{c(1-3)}
1=2c+b2c1 = \frac{2c+b}{-2c}
2c=2c+b-2c = 2c + b
b=4cb = -4c
したがって、関数は次のようになります。
y=2cx4cc(x3)y = \frac{2cx - 4c}{c(x-3)}
y=2x4x3y = \frac{2x-4}{x-3}

3. 最終的な答え

y=2x4x3y = \frac{2x-4}{x-3}

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