関数 $f(x) = x^3 - 9x^2 + 15x - 7$ が、区間 $-1 \leq x \leq 4$ においてとりうる値の範囲を求めます。

解析学関数の最大最小導関数微分関数の値域
2025/4/5

1. 問題の内容

関数 f(x)=x39x2+15x7f(x) = x^3 - 9x^2 + 15x - 7 が、区間 1x4-1 \leq x \leq 4 においてとりうる値の範囲を求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数の導関数を求め、極値を求めます。
次に、定義域の端点での関数の値を求めます。
最後に、これらの値を比較して、最大値と最小値を求め、関数の値の範囲を決定します。
ステップ1: 導関数を求める
f(x)=x39x2+15x7f(x) = x^3 - 9x^2 + 15x - 7 の導関数 f(x)f'(x) を求めます。
f(x)=3x218x+15f'(x) = 3x^2 - 18x + 15
ステップ2: 極値を求める
f(x)=0f'(x) = 0 となる xx を求めます。
3x218x+15=03x^2 - 18x + 15 = 0
x26x+5=0x^2 - 6x + 5 = 0
(x1)(x5)=0(x - 1)(x - 5) = 0
x=1,5x = 1, 5
x=1x = 1 は区間 1x4-1 \leq x \leq 4 に含まれますが、x=5x = 5 は含まれません。
ステップ3: 極値での関数の値を求める
x=1x = 1 での f(x)f(x) の値を計算します。
f(1)=139(1)2+15(1)7=19+157=0f(1) = 1^3 - 9(1)^2 + 15(1) - 7 = 1 - 9 + 15 - 7 = 0
ステップ4: 定義域の端点での関数の値を求める
x=1x = -1x=4x = 4 での f(x)f(x) の値を計算します。
f(1)=(1)39(1)2+15(1)7=19157=32f(-1) = (-1)^3 - 9(-1)^2 + 15(-1) - 7 = -1 - 9 - 15 - 7 = -32
f(4)=(4)39(4)2+15(4)7=64144+607=27f(4) = (4)^3 - 9(4)^2 + 15(4) - 7 = 64 - 144 + 60 - 7 = -27
ステップ5: 最大値と最小値を決定する
求めた関数の値を比較します:
f(1)=0f(1) = 0
f(1)=32f(-1) = -32
f(4)=27f(4) = -27
最大値は 00 (at x=1x=1)、最小値は 32-32 (at x=1x=-1) です。
ステップ6: 値の範囲を決定する
したがって、関数 f(x)f(x) が区間 1x4-1 \leq x \leq 4 においてとりうる値の範囲は 32f(x)0-32 \leq f(x) \leq 0 です。

3. 最終的な答え

32f(x)0-32 \leq f(x) \leq 0

「解析学」の関連問題

関数 $y = \log(1+x)$ の第 $n$ 次導関数を求める問題です。ただし、対数は自然対数とします。

導関数対数関数微分
2025/5/14

2変数関数 $z = e^{ax-y}$ が与えられたとき、$\frac{\partial^2 z}{\partial x^2} + \frac{\partial^2 z}{\partial y^2}...

偏微分2変数関数偏微分方程式
2025/5/14

関数 $y = \log(1+x)$ の第n次導関数を求める問題です。ただし、対数は自然対数とします。

導関数対数関数微分一般式
2025/5/14

与えられた2つの微分方程式の一般解を求める問題です。 (1) $\frac{dy}{dx} = \frac{3x - 2y}{2x + y}$ (2) $\frac{dy}{dx} = \frac{3...

微分方程式同次形変数分離法積分
2025/5/14

与えられた3つの二変数関数 $f(x, y)$ について、それぞれの偏導関数 $\frac{\partial f}{\partial x}$ と $\frac{\partial f}{\partial...

偏微分多変数関数微分
2025/5/14

与えられた式 $y = e^{\log 2} + 2e^{-\log 2}$ を簡略化して、$y$ の値を求めます。ここで、対数は自然対数 (底が $e$) であると仮定します。

指数関数対数関数式の簡略化自然対数
2025/5/14

次の極限を計算します。 $\lim_{x \to 0} \frac{\sin 3x - \sin x}{x}$

極限三角関数sin微分
2025/5/14

$\lim_{x \to 0} \frac{\sin(x)}{x} = 1$ を示してください。

極限三角関数挟みうちの原理ロピタルの定理
2025/5/14

次の極限を求めます。 $\lim_{x \to 0} x \sin(2/x)$

極限はさみうちの原理三角関数
2025/5/14

$0 \leq \theta \leq 2\pi$ の範囲で、次の方程式を満たす $\theta$ を求めよ。 $\sin \theta + \sqrt{3} \cos \theta = \sqrt{...

三角関数三角関数の合成方程式
2025/5/14