ステップ1: 導関数を求める
与えられた関数 y=x4−6x2−8x を x で微分して、導関数 y′ を求めます。 y′=4x3−12x−8 ステップ2: 導関数が0になる点を求める
y′=0 となる x を求めます。 4x3−12x−8=0 x3−3x−2=0 この式を因数分解します。x=−1 が解の一つであることに気づけば、 (x+1)(x2−x−2)=0 (x+1)(x+1)(x−2)=0 (x+1)2(x−2)=0 したがって、x=−1 (重解)と x=2 が y′=0 となる点です。 ステップ3: 増減表を作成する
x=−1 と x=2 をもとに、増減表を作成します。 | x | ... | -1 | ... | 2 | ... |
|-------|-----|-----|-----|-----|-----|
| y' | - | 0 | - | 0 | + |
| y | ↓ | -3 | ↓ | -24 | ↑ |
導関数の符号を調べるために、以下の区間における y′ の符号を調べます。 * x<−1 のとき、y′=4(x+1)2(x−2)<0 * −1<x<2 のとき、y′=4(x+1)2(x−2)<0 * x>2 のとき、y′=4(x+1)2(x−2)>0 x=−1 のとき、y=(−1)4−6(−1)2−8(−1)=1−6+8=3。したがって、(−1,3) x=2 のとき、y=(2)4−6(2)2−8(2)=16−24−16=−24。したがって、(2,−24) ステップ4: 極値を求める
増減表より、極小値は x=2 のとき y=−24 です。x=−1 では y′ の符号が変わらないため、極値ではありません。 ステップ5: グラフの概形を描く
極小値 (2,−24) を持ち、x=−1 のとき y=3 であることを考慮してグラフの概形を描きます。x<2 では減少、x>2 では増加します。