図に示された角度について、点Pの座標を求め、三角比(sin, cos, tan)の値を求める問題です。(5)は135°の場合、(6)は150°の場合について計算します。

幾何学三角比三角関数座標角度
2025/7/30
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

図に示された角度について、点Pの座標を求め、三角比(sin, cos, tan)の値を求める問題です。(5)は135°の場合、(6)は150°の場合について計算します。

2. 解き方の手順

(5) 135°の場合
* 点Pの座標を求める。
原点OからPまでの距離OPは 2\sqrt{2}です。
135°の三角比を考えるために、原点を中心とする半径2\sqrt{2}の円を考えます。点Pは第2象限にあります。135°は、x軸から反時計回りに135°回転した位置にあるので、180° - 135° = 45°の角度でx軸からずれています。
したがって、x座標は2cos45°=2×22=1-\sqrt{2} \cos{45°} = -\sqrt{2} \times \frac{\sqrt{2}}{2} = -1となります。
y座標は2sin45°=2×22=1\sqrt{2} \sin{45°} = \sqrt{2} \times \frac{\sqrt{2}}{2} = 1となります。
よって、点Pの座標は (1,1)(-1, 1) です。
* 三角比の値を求める。
* sin135°=yOP=12=22\sin{135°} = \frac{y}{OP} = \frac{1}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2}}{2}
* cos135°=xOP=12=22\cos{135°} = \frac{x}{OP} = \frac{-1}{\sqrt{2}} = -\frac{\sqrt{2}}{2}
* tan135°=yx=11=1\tan{135°} = \frac{y}{x} = \frac{1}{-1} = -1
(6) 150°の場合
* 点Pの座標を求める。
原点OからPまでの距離OPは2です。
150°の三角比を考えるために、原点を中心とする半径2の円を考えます。点Pは第2象限にあります。150°は、x軸から反時計回りに150°回転した位置にあるので、180° - 150° = 30°の角度でx軸からずれています。
したがって、x座標は2cos30°=2×32=3-2 \cos{30°} = -2 \times \frac{\sqrt{3}}{2} = -\sqrt{3}となります。
y座標は2sin30°=2×12=12 \sin{30°} = 2 \times \frac{1}{2} = 1となります。
よって、点Pの座標は (3,1)(-\sqrt{3}, 1) です。
* 三角比の値を求める。
* sin150°=yOP=12\sin{150°} = \frac{y}{OP} = \frac{1}{2}
* cos150°=xOP=32=32\cos{150°} = \frac{x}{OP} = \frac{-\sqrt{3}}{2} = -\frac{\sqrt{3}}{2}
* tan150°=yx=13=33\tan{150°} = \frac{y}{x} = \frac{1}{-\sqrt{3}} = -\frac{\sqrt{3}}{3}

3. 最終的な答え

(5) 135°の場合
* Pの座標: (1,1)(-1, 1)
* sin135°=22\sin{135°} = \frac{\sqrt{2}}{2}
* cos135°=22\cos{135°} = -\frac{\sqrt{2}}{2}
* tan135°=1\tan{135°} = -1
(6) 150°の場合
* Pの座標: (3,1)(-\sqrt{3}, 1)
* sin150°=12\sin{150°} = \frac{1}{2}
* cos150°=32\cos{150°} = -\frac{\sqrt{3}}{2}
* tan150°=33\tan{150°} = -\frac{\sqrt{3}}{3}

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