$k$ を整数とする。2次方程式 $(k+7)x^2 - 2(k+4)x + 2k = 0$ が異なる実数解をもつとき、$k$ の最小値と最大値を求めよ。

代数学二次方程式判別式不等式実数解最大値最小値
2025/7/30

1. 問題の内容

kk を整数とする。2次方程式 (k+7)x22(k+4)x+2k=0(k+7)x^2 - 2(k+4)x + 2k = 0 が異なる実数解をもつとき、kk の最小値と最大値を求めよ。

2. 解き方の手順

2次方程式が異なる実数解をもつための条件は、判別式 D>0D > 0 であることである。ただし、k+7=0k+7=0 の場合、つまり k=7k=-7 の場合は2次方程式でなくなるので、場合分けが必要である。
(i) k=7k = -7 のとき
与えられた方程式は 2(7+4)x+2(7)=0-2(-7+4)x + 2(-7) = 0 となり、6x14=06x - 14 = 0 となる。
この方程式は x=73x = \frac{7}{3} という実数解を一つだけ持つので、異なる2つの実数解を持つという条件を満たさない。よって、k=7k = -7 は不適である。
(ii) k7k \neq -7 のとき
与えられた方程式は2次方程式となるので、判別式を DD とすると、
D=(2(k+4))24(k+7)(2k)=4(k2+8k+16)8k(k+7)=4(k2+8k+162k214k)=4(k26k+16)D = (-2(k+4))^2 - 4(k+7)(2k) = 4(k^2 + 8k + 16) - 8k(k+7) = 4(k^2 + 8k + 16 - 2k^2 - 14k) = 4(-k^2 - 6k + 16)
D>0D > 0 より、
k26k+16>0-k^2 - 6k + 16 > 0
k2+6k16<0k^2 + 6k - 16 < 0
(k+8)(k2)<0(k+8)(k-2) < 0
8<k<2-8 < k < 2
kk は整数なので、k=7,6,5,4,3,2,1,0,1k = -7, -6, -5, -4, -3, -2, -1, 0, 1 である。
(i) より k=7k=-7 は不適であるから、k=6,5,4,3,2,1,0,1k = -6, -5, -4, -3, -2, -1, 0, 1 である。
したがって、kk の最小値は 6-6 であり、最大値は 11 である。

3. 最終的な答え

最小値: -6
最大値: 1

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