$\theta$ に関する方程式 $\cos 2\theta - 2\sin\theta + a = 0$ について、$\sin\theta = t$ とおくことで、この方程式を $t$ と $a$ を用いた式に変形し、$-1 \leq t \leq 1$ の範囲で $t$ の値が与えられたとき、$\theta$ の値が何個存在するかを考慮して、元の方程式を満たす $\theta$ の個数を $a$ の値に応じて求める問題です。

代数学三角関数方程式解の個数二次関数数式変形
2025/7/30

1. 問題の内容

θ\theta に関する方程式 cos2θ2sinθ+a=0\cos 2\theta - 2\sin\theta + a = 0 について、sinθ=t\sin\theta = t とおくことで、この方程式を ttaa を用いた式に変形し、1t1-1 \leq t \leq 1 の範囲で tt の値が与えられたとき、θ\theta の値が何個存在するかを考慮して、元の方程式を満たす θ\theta の個数を aa の値に応じて求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) cos2θ2sinθ+a=0\cos 2\theta - 2\sin\theta + a = 0sinθ=t\sin\theta = t を用いて変形します。cos2θ=12sin2θ\cos 2\theta = 1 - 2\sin^2\theta なので、
12sin2θ2sinθ+a=01 - 2\sin^2\theta - 2\sin\theta + a = 0
12t22t+a=01 - 2t^2 - 2t + a = 0
2t2+2t1=a2t^2 + 2t - 1 = a
したがって、1に入る数字は2、2に入る数字は1です。
(2) 1sinθ1-1 \leq \sin\theta \leq 1 であるから、 1t1-1 \leq t \leq 1 となります。したがって、3に入る数字は-1、4と5に入る数字は1です。
(3) t=±1t = \pm 1 を満たす θ\thetaθ=π2,3π2\theta = \frac{\pi}{2}, \frac{3\pi}{2} に対応するので、それぞれ1個ずつです。したがって、6に入る数字は1です。
1<t<1-1 < t < 1 を満たす θ\theta は、各 tt に対して2個ずつ存在します。したがって、7に入る数字は2です。
(4) f(t)=2t2+2t1f(t) = 2t^2 + 2t - 1 とおくと、f(t)=4t+2f'(t) = 4t + 2 であり、f(t)=0f'(t) = 0 となるのは t=12t = -\frac{1}{2} のときです。
f(1)=221=1f(-1) = 2 - 2 - 1 = -1
f(1)=2+21=3f(1) = 2 + 2 - 1 = 3
f(12)=2(14)+2(12)1=1211=32f(-\frac{1}{2}) = 2(\frac{1}{4}) + 2(-\frac{1}{2}) - 1 = \frac{1}{2} - 1 - 1 = -\frac{3}{2}
したがって、f(t)f(t) の値域は 32a3-\frac{3}{2} \leq a \leq 3 です。
(5) a<32a < -\frac{3}{2} または 3<a3 < a のとき、解は0個です。したがって、8に入る数字は3、9に入る数字は/、10に入る数字は2、11に入る数字は3です。
a=32a = -\frac{3}{2} のとき、t=12t = -\frac{1}{2} であり、このとき解は2個です。しかし32-\frac{3}{2}と表示できないので、答えは後回し。
a=1a = -1 または a=3a = 3 のとき、解は1個です。したがって、12に入る数字は-1です。
1<a<3-1 < a < 3 のとき、tt に関する方程式は2つの解を持ち、それぞれが 1<t<1-1 < t < 1 を満たす場合、解は4個となります。
-1 < aa < -3/2 のとき、ttに関して一つの解はt<1t < -1、もう一つの解は1<t<1-1 < t < 1aaの条件からあり得ない。
3/2-3/2 < aa < -1 のとき、ttに関して二つの解は1<t<1/2-1 < t < -1/21/2<t<1-1/2 < t < 1。したがって、解は4個。
a=3/2a=-3/2 のとき、t=1/2t=-1/2、解は2個
a=1a=-1のとき、t=1t=-1、解は1個
2t2+2t1=a2t^2 + 2t - 1 = aのとき、t=2±4+8(1+a)4=1±3+2a2t = \frac{-2 \pm \sqrt{4 + 8(1+a)}}{4} = \frac{-1 \pm \sqrt{3 + 2a}}{2}
解の個数とaaの関係
- a<3/2a < -3/2 のとき、0個
- a=3/2a = -3/2 のとき、t=1/2t = -1/2。解は2個ではない。
- 3/2<a<1-3/2 < a < -1 のとき、4個
- a=1a = -1 のとき、t=1t=-1t=0t=0。解は3個。
- 1<a<3-1 < a < 3 のとき、4個ではない。
- a=3a=3 のとき、解は1個
したがって、
a=1a=-1のとき、t=0,1t=0, -1。解は3個
a=3a=3のとき、t=1t=1。解は1個。
13=-3、14//、15=2
16=3、17//、18=2
19=-1、20//
21=-3、22//
23=2、24//、25=-1

3. 最終的な答え

1: 2
2: 1
3: -1
4: <=
5: 1
6: 1
7: 2
8: 3
9: /
10: 2
11: 3
12: -1
13: -3
14: /
15: 2
16: 3
17: /
18: 2
19: -1
20: /
21: -3
22: /
23: 2
24: /
25: -1

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