1. 問題の内容
を自然数とするとき、 の第 次導関数を求める。
2. 解き方の手順
まず、 の導関数をいくつか計算して、規則性を見つける。
上記から、 を微分するたびに、引数に が加算されていることがわかる。
したがって、第 次導関数は、
と推測できる。
これを数学的帰納法を用いて証明する。
(1) のとき
となり、成り立つ。
(2) のとき、 が成り立つと仮定する。
(3) のとき
したがって、 のときも成り立つ。
(1)(2)(3)より、数学的帰納法によって、 の第 次導関数は、 である。