点 A(-1, 3) と点 B(5, 11) がある。 (1) 直線 $y=2x$ を軸として点 A と対称の位置にある点 C の座標を求める。 (2) 直線 $y=2x$ 上に点 P をとるとき、$PA + PB$ が最小になる点 P の座標を求める。

幾何学座標平面対称点直線の方程式距離最小値
2025/7/30

1. 問題の内容

点 A(-1, 3) と点 B(5, 11) がある。
(1) 直線 y=2xy=2x を軸として点 A と対称の位置にある点 C の座標を求める。
(2) 直線 y=2xy=2x 上に点 P をとるとき、PA+PBPA + PB が最小になる点 P の座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
直線 y=2xy=2xll とおく。点 A から直線 ll に下ろした垂線の足を H とおく。点 C は A の ll に関する対称点なので、AH = CH であり、AC は ll と直交する。
まず、直線 AH の傾きを求める。直線 ll の傾きは 2 なので、直線 AH の傾きは 12-\frac{1}{2} である。
したがって、直線 AH の方程式は、
y3=12(x+1)y - 3 = -\frac{1}{2}(x + 1)
y=12x+52y = -\frac{1}{2}x + \frac{5}{2}
点 H は直線 y=2xy = 2x 上にあるので、
2x=12x+522x = -\frac{1}{2}x + \frac{5}{2}
52x=52\frac{5}{2}x = \frac{5}{2}
x=1x = 1
よって、H(1, 2) である。
点 C の座標を (x, y) とすると、H は AC の中点なので、
x12=1\frac{x - 1}{2} = 1 より x=3x = 3
y+32=2\frac{y + 3}{2} = 2 より y=1y = 1
よって、C(3, 1) である。
(2)
点 A の直線 y=2xy=2x に関する対称点を C とおく。このとき、C の座標は (1) で求めた通り C(3, 1) である。
PA+PBPA + PB が最小になるのは、点 P が線分 CB 上にあるときである。
直線 CB の方程式を求める。
傾きは 11153=102=5\frac{11 - 1}{5 - 3} = \frac{10}{2} = 5
よって、直線 CB の方程式は
y1=5(x3)y - 1 = 5(x - 3)
y=5x14y = 5x - 14
点 P は直線 y=2xy=2x 上にあるので、
2x=5x142x = 5x - 14
3x=143x = 14
x=143x = \frac{14}{3}
y=2x=283y = 2x = \frac{28}{3}
よって、P(143\frac{14}{3}, 283\frac{28}{3}) である。

3. 最終的な答え

(1) C(3, 1)
(2) P(143\frac{14}{3}, 283\frac{28}{3})

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