長方形ABCDにおいて、$AC > 2AD$とする。Aを中心とする半径ADの円と対角線ACの交点をEとする。また、Cを中心とする半径BCの円と対角線AC, CDの交点をそれぞれF, Gとする。$AD = 4$ cmのとき、おうぎ形AEDとおうぎ形CFGの面積の和を$\pi$を用いて表す。

幾何学長方形おうぎ形面積角度
2025/8/3

1. 問題の内容

長方形ABCDにおいて、AC>2ADAC > 2ADとする。Aを中心とする半径ADの円と対角線ACの交点をEとする。また、Cを中心とする半径BCの円と対角線AC, CDの交点をそれぞれF, Gとする。AD=4AD = 4 cmのとき、おうぎ形AEDとおうぎ形CFGの面積の和をπ\piを用いて表す。

2. 解き方の手順

まず、AD=BC=4AD = BC = 4 cm である。また、長方形であるから、ADC=90∠ADC = 90^\circ である。
ACACを計算する。
AC>2ADAC > 2ADより,AC>8AC>8である。
DAC=θ∠DAC = \thetaとおくと、BCA=θ∠BCA = \thetaである。
おうぎ形AEDの面積をS1S_1、おうぎ形CFGの面積をS2S_2とする。
S1=12×AD2×θ=12×42×θ=8θS_1 = \frac{1}{2} \times AD^2 \times \theta = \frac{1}{2} \times 4^2 \times \theta = 8\theta
S2=12×BC2×(π2θ)=12×42×(π2θ)=8(π2θ)=4π8θS_2 = \frac{1}{2} \times BC^2 \times (\frac{\pi}{2} - \theta) = \frac{1}{2} \times 4^2 \times (\frac{\pi}{2} - \theta) = 8(\frac{\pi}{2} - \theta) = 4\pi - 8\theta
S1+S2=8θ+4π8θ=4πS_1 + S_2 = 8\theta + 4\pi - 8\theta = 4\pi
角度θ\thetaは必要ない。

3. 最終的な答え

4π4\pi cm2^2

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