(1) ADの長さを求める。
三角形ABCにおいて、点Dは辺BCを1:2に内分するので、AD=32AB+ACとなる。よって、 ∣AD∣2=91(4∣AB∣2+∣AC∣2+4AB⋅AC) 正四面体なので、∣AB∣=∣AC∣=3で、AB⋅AC=∣AB∣∣AC∣cos60∘=3⋅3⋅21=29 したがって、∣AD∣2=91(4⋅9+9+4⋅29)=91(36+9+18)=963=7 よって、AD=7 (2) cos∠DAEをtを用いて表す。
AE=3tACであるから、 AD=AB+BD=AB+31BC=AB+31(AC−AB)=32AB+31AC AE⋅AD=∣AE∣∣AD∣cos∠DAEより、 cos∠DAE=∣AE∣∣AD∣AE⋅AD AE⋅AD=3tAC⋅(32AB+31AC)=3t(32AC⋅AB+31∣AC∣2)=3t(32⋅29+31⋅9)=3t(3+3)=2t ∣AE∣=t, ∣AD∣=7なので、 cos∠DAE=t72t=72 (3) △ADEの面積が最小になるときのtの値とそのときの面積を求める。
AE=3tAC AD=32AB+31AC ∣AD∣=7, ∣AE∣=t △ADE=21∣AD×AE∣=21∣AD∣∣AE∣sin∠DAE △ADE=21∣AD×AE∣=21∣32AB+31AC×3tAC∣=21∣92tAB×AC+9tAC×AC∣=21∣92tAB×AC∣=9t∣AB×AC∣ ∣AB×AC∣=∣AB∣∣AC∣sin60∘=3⋅3⋅23=293 △ADE=9t⋅293=23t 0≤t≤3より、t=0のとき最小値0をとる。しかしt=0のとき点EはOに一致するため、面積が0となるのは妥当である。問題文より、0<t≤3と考えられる。 したがって、tが最小の時、△ADEの面積も最小となる。t>0より、tが最小となるのはt=0のときであるが、これは範囲外なので、tを正の方向に動かすと面積は増加する。
t=0のとき面積が0になるので、tを大きくするほど面積は増加する。したがって面積は最小値を持たない。tは0に限りなく近づくことができるが、0になることはできない。
問題の意図と違う可能性があるので、cos∠DAEをtを用いて表すところが間違っているかもしれない。