O(0, 0), P(cos θ, sin θ), Q(-1, 0) が与えられている。P, Q を通る直線と y 軸との交点を R(0, t) とする。以下の問いに答える。 (1) ∠RQO を θ で表し、t を θ の関数として表す。 (2) Q, R を通る直線の方程式を t で表し、この直線と原点中心、半径 1 の円との交点を t で表す。また、cos θ, sin θ を t で表す。 (3) θ を t の関数とみたとき、$\frac{dθ}{dt} = \frac{2}{1 + t^2}$ となることを示す。 (4) $\int_0^{\frac{\pi}{2}} \frac{1}{1 + \sin θ + \cos θ} dθ$ を求める。
2025/7/30
1. 問題の内容
O(0, 0), P(cos θ, sin θ), Q(-1, 0) が与えられている。P, Q を通る直線と y 軸との交点を R(0, t) とする。以下の問いに答える。
(1) ∠RQO を θ で表し、t を θ の関数として表す。
(2) Q, R を通る直線の方程式を t で表し、この直線と原点中心、半径 1 の円との交点を t で表す。また、cos θ, sin θ を t で表す。
(3) θ を t の関数とみたとき、 となることを示す。
(4) を求める。
2. 解き方の手順
(1)
∠RQO を求める。
点 Q(-1, 0), R(0, t) より、tan∠RQO = = = t である。
したがって、∠RQO = arctan(t).
点 P, Q を通る直線と y 軸との交点が R である。
直線 PQ の傾きは
直線 PQ の方程式は
この直線が R(0, t) を通るので、
ここで半角の公式より、
したがって、.
(2)
Q(-1, 0), R(0, t) を通る直線の方程式は、 より、
この直線と、原点中心半径 1 の円 の交点を求める。
のとき、
よって交点は である。
P(cos θ, sin θ) と比較して、,
(3)
より、
(4)
より、
のとき、
3. 最終的な答え
(1) ∠RQO = arctan t, t = tan(θ/2)
(2) y = tx + t, 交点は , cos θ = , sin θ =
(3)
(4)