2つの関数 $y = \log_{\frac{1}{2}} x$ と $y = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x}$ のグラフを選択する問題です。

解析学対数関数グラフ底の変換
2025/7/31

1. 問題の内容

2つの関数 y=log12xy = \log_{\frac{1}{2}} xy=log121xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x} のグラフを選択する問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数のうち、y=log12xy = \log_{\frac{1}{2}} x について考えます。これは底が12\frac{1}{2}である対数関数なので、単調減少なグラフになります。x=1x=1 のとき y=log121=0y = \log_{\frac{1}{2}} 1 = 0 となるため、(1,0)(1, 0) を通ります。
次に、y=log121xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x} について考えます。対数の性質より、
y=log121x=log12x1=log12xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x} = \log_{\frac{1}{2}} x^{-1} = - \log_{\frac{1}{2}} x
さらに、底の変換公式を用いると、
y=log12x=log2xlog212=log2x1=log2xy = - \log_{\frac{1}{2}} x = - \frac{\log_2 x}{\log_2 \frac{1}{2}} = - \frac{\log_2 x}{-1} = \log_2 x
つまり、y=log121x=log2xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x} = \log_2 x となります。これは底が2である対数関数なので、単調増加なグラフになります。x=1x=1 のとき y=log21=0y = \log_2 1 = 0 となるため、(1,0)(1, 0) を通ります。
したがって、y=log12xy = \log_{\frac{1}{2}} x は単調減少、y=log2xy = \log_2 x は単調増加なグラフとなります。

3. 最終的な答え

y=log12xy = \log_{\frac{1}{2}} x は単調減少関数、y=log121xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x} は単調増加関数。

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